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喋りたがりの きかんしゃトーマスオタクによる雑記

きかんしゃトーマス 第17シーズンレビュー 3

※この記事にはネタバレが含まれています。

 

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S17 E03 「Wayward Winston」 (とまらないウィンストン)

脚本:リー・プレスマン

あらすじ:ハット卿の下手な運転にうんざりなウィンストン。ある日、ハット卿がサイドブレーキをかけ忘れたことをきっかけに暴走を始める。

【高評価点】

・かなり久しぶりの暴走&追跡回。テンポも音楽も良く、スリル満点。ハラハラドキドキ感で興奮できる。

・ケルズソープ駅が復活。CGシリーズ初登場。

・ゴードンの丘~ティッドマス機関庫までの景色が地図通り。(過去シリーズのように、適当にクロンク橋やメイスウェイトにいったりしない)。

・信号手の電話のやり取りが復活。そしてちゃんと仕事している。

・踏切に警報音が追加。そしてS13のようにバタンと切り替わるのではなく、ゆっくり切り替わるのがリアル。本音を言えば手押しにしてほしかったですが。

・踏切、分岐での事故回避シーンが上手い

 

【低評価点】

・中盤の郵便貨車を牽いて停車したパーシーは何処へ…。直線で分岐もないはずなのに、何故か彼のいる線からトーマスが来る。

 

【その他、面白かった点や小ネタ】

・S2の「トーマス、あさごはんにおじゃま」とS5の「うしろむきのトード」を合わせたようなお話。それを彷彿させるシーンや台詞もある。

・冒頭のトーマスのシーンでナレーターが「ウルフスティード城へ向かっている」と言及していることから、S17の時系列はKOTRの後である事が分かる。

・サイドブレーキをかけ忘れてることをウィンストンに言われて、まるでギャグマンガのようにギクッとなるハット卿。

・ポイントが切り替わって支線に入ってしまう時のトーマスのランプの位置が逆になっている。

・追跡を楽しむトーマスとハット卿。

・ハット卿「じっとしてなさい、バーティー!動くんじゃないぞ!」 バーティー「わかりました…ところでいつまでだろ…」 このシーンと台詞には爆笑しましたw

・パクストン、TVシリーズ初登場。

・暴走するウィンストンを見て「何であんなに急いでるんだろう?」とつぶやくパクストン。

・終盤に連れてどんどん緊張感が高まるこの演出、いいね。

・ティッドマス扇形機関庫の隣にある車庫がメインに写る。

・ハット卿とトーマスの「Oh, my…」がなんか好きです(笑)

・ラストでウィンストンの運転に大体慣れるハット卿。やっぱこのコンビは最高です。

 

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ケルズソープ駅

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「ごめんねバーティー!本当にごめん!」

 

 

【感想】

さあさあ来ました来ました~僕の大好きなお話!暴走はS11の「トーマスとにげるくるま」以来でしょうか。追跡はS13の「スリップにちゅうい」以来でしょうか。でもこのお話はS5の「うしろむきのトード」やS6の「ジェットエンジンのトーマス」に近いです。

BMMでは脇役中の脇役だけどネタキャラとしての扱いだったウィンストン。S16「トップハム・ハットきょうのたんじょうび」で準主役だったウィンストン。遂に主役回ktkr

冒頭からいきなりケルズソープ駅が復活。S8から建設されたあの駅です。何シーズンぶりだったかは忘れましたが、CGシリーズ初登場です。

錆びたデコボコ線路でぐらぐら揺れるヘンリー、パーシー、トーマス。S14では「デッコボッコ線路でガッタガッタポンポ~ン!」とか楽しそうにしていたトーマスも困っている様子。そして何気に楽しんでいるハット卿の孫、ステファン(スティーブン)。男の子だねぇ。

ハット卿はウィンストンに乗ってレールの点検に。しかし相変わらず運転が下手なハット卿(笑) ウィンストンはいつものように「そのうち慣れますって」と気を遣うが、内心うんざりしてる模様。そりゃ、あんなにぎこちない運転だったら気持ち悪いでしょうし。それにヘンリーとゴードンがその止まったり走ったりするウィンストンを笑い…って勇気あるなお前ら(笑) ハット卿の運転をバカにしてるようなもんだぞw

線路の補修現場を視察に行くハット卿。彼はいつもウィンストンのサイドブレーキをかけ忘れる模様。フラグ成立。(←) ギクッとするハット卿が可愛いww そこへパーシーが。ウィンストン、ハット卿がいない間にパーシーに「僕も速く走ってみたいなぁ、運転士がいなければいいのに」と本音をぶちまける。パーシーまじカウンセラー。そして2本目のフラグ成立(←)

さらに先へ進んでゴードンの丘の頂上へ。そしてまたハット卿はサイドブレーキを忘れ…ウィンストンが無人運転状態のままゴードンの丘から暴走を始めてしまう!ハット卿が気付いた時にはもう既に遅し。近くを通りかかったトーマスに乗り込み、追跡を始める。

ここからのBGMがホント凄いです。シーンにマッチしていて、緊迫感と共に興奮しながら見入ってしまいます。

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↑トーマスが支線に入って早々のこのシーンのカメラワークは鳥肌もの。いやー、こういうのいいですよねぇo(´∀`*)o トーマスにはなかなかないです。

はじめは楽しかったウィンストンですが、踏切が近づくとだんだん焦ってきます。しかしこの踏切のアクションは素晴らしいなぁ!立ち往生してしまうバーティー。再び進もうとしたところにトーマスと二台の貨車+ブレーキ車が!あぶなーい!!…と寸でのところで回避!そして渡り終えたハット卿の「じっとしてなさい、バーティー!動くんじゃないぞー!」の台詞に爆笑しましたww 「わかりました…ところでいつまでだろう…」可愛そうなバーティー、ハット卿のせいで遅れが生じるんだろうな(笑)

そしてお次は分岐点。分岐の先にはパクストン!信号が赤に切り替わりましたが、ウィンストンは運転士がいないので止まれない!うわああああああああああああ!

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うおおおおおおおおおおおおう!!スレスレ回避!!

そしてティッドマス機関庫(扇形の隣の車庫)にまでくるウィンストン。結末は…ご自分の目で確かめてくださいw 意外な展開に私も驚きです(笑)

ウィンストン自体のスピードは遅いのにこんなにもスリル満点な作品が出来上がるとは!BGMも相まって緊張感も出る。もうゼルさん何言ってるかわからないけどこの作品は興奮した。これ早く日本放送してくれないかな~。絶対視聴率上がると思うよコレ。羽多野渉さんのウィンストンにも期待。

皆さんも、ハット卿のようにサイドブレーキをかけ忘れたりしないよう、気をつけてくださいね!

サイドブレーキに限らず、ガス栓の閉め忘れ等にも気を付けて!!

 

 

総合評価:10/10

 

 

さて、次回のお話は「Gordon Runs Dry」です。初期シリーズを彷彿させるシーンが盛りだくさん!

 

では。