※この記事にはネタバレが含まれているゾ…。ケケケケ…。
S17 E13 「The Phantom Express」 (きょうふのゆうれいれっしゃ)
脚本:ローラ・ボーモント&ポール・ラーソン
内容:ジェームスはアルフスティード城の幽霊の話を信じようとしないパーシーとスティーブンを脅かそうと企む。
【高評価点】
・スティーブンから城の奥から出てくるときの雰囲気がなかなか出てる。
・堀に落ちるとき、スティーブンから機関士が飛び降りる表現があって良かった。機関士が強調されるのは良い事。
【低評価点】
・S2「ゆうれいきかんしゃ」冒頭のような幽霊機関車のイメージシーンみたいなのが欲しかった。
・ラストでS8「ハロウィン」のような、何かを臭わせる〆方をしても良かったかな。例えば今まで聞いたこともない汽笛が鳴り響いたりとか、城から謎の機関車が出てきたりとか、どこからか幽霊がひょろりと出てきたり、等。
【その他】
・ホラー回…と見せかけてギャグ回。
・S2「ゆうれいきかんしゃ」、S6「ジャックフロスト」、S6「こわがりなきかんしゃ」、S9「トーマスとこむぎのちから」みたいな回だけど、それほど怖くはない。寧ろS16「ブレンダムのかいぶつ」に近い。
・この回のジェームスはすごく悪戯好き。悪戯も凝ってるという。
・ジェームスが幽霊機関車の話をしているとき、トーマスがものすごく呆れている。
・フクロウの鳴き声を幽霊機関車の汽笛だと思い込んでしまうスティーブンとパーシー。
・郵便貨車が消えるシーンがある(CGミス)。
・最初は勇敢だったのに、怖がっちゃうスティーブン。
・線路のわきに鉄パイプを載せた長物車が置かれている(CGミス)。
・ランプを消し、鉄パイプで汽笛の音を響かせて不気味な汽笛を表現し、スティーブンを脅かすジェームス。
・後ろからそっと近づいて、不気味な声を出してパーシーを脅かすジェームス。
・ジェームスの悪戯を幽霊機関車だと思い込み、シャッターを突き破って堀にずるずると落ちてしまうスティーブンとパーシー。
・堀に落ちても慌てず落ち着いてるスティーブン。
・一人ぼっちになって心細くなるジェームス。
・パーシーとスティーブンの汽笛の音を幽霊機関車の汽笛だと思い込み、にげだすジェームス。
・ハット卿「その幽霊を捕まえに行こうじゃないか」
・フクロウの鳴き声を聞き、怖がってしまうジェームス。(その時BGMが空気を読んで止まるので、シュールで面白い)。
・フクロウがリアルすぎて怖い。
脅かすジェームス、呆れるトーマス、脅えるパーシー。
フクロウさん
【感想】
ホラー回キタコレェ!ちょっと期待してました。特に演出とかですよ。CGならば、模型より恐そうな雰囲気出せるんじゃないかと思ってましたからね。ハロウィンも近いし、ちょうどいい時期ですね。
早速見てみます。
タイトルカードから漂うデ×○ニー臭。そんなことはどうでもいい。
少し霧がかかった夜、機関庫でジェームスが興奮しているパーシーに幽霊機関車の話をしている。おうおう、悪い顔してるww しかもその時のトーマスの呆れ顔がまた面白いw 怖がるどころか、「馬鹿馬鹿しい!」みたいな顔してて笑いました。S6「ジャックフロスト」とはトーマスとジェームスの立場が真逆ですねw
少々脅えながらアルフスティード城へ郵便配達に向かうパーシー。城門の跳ね橋がかかり、信号も青になってフェンスも上がる。あれ、こんなところに信号とフェンスなんてあったっけか。恐る恐る城に入り、機関士が郵便物を降ろす。突然、城の奥から機関車の走行音が…。もしや、ジェームスの言っていた幽霊機関車か?…とそこに出てきたのは…
スティーブンでした。パーシーはほっと一安心。パーシーが幽霊機関車の事を話すと、スティーブンは勇敢に振舞い、そんなものはいないと断言し、パーシーを安心させる。そこへ、ジェームスが石炭を届けにやってきた。またもや幽霊機関車の話をするジェームスだが、安心したパーシーは信じようとしない。勇敢な表情での「ハッ!」がまたカッコいい。
それを聞いてジェームスは怒り、どうにかして恐がらせようと、まさにその夜ここで幽霊機関車を見たとホラを吹く。でもスティーブンは笑って、全く信じない。その時だ。
不気味な鳴き声が辺り一帯に響いた。…どう聴いてもフクロウの鳴き声ですが。ジェームスが幽霊機関車の汽笛なんじゃない?と発言したことで、パーシーとスティーブンは一気に不安になる…ってスティーブンもかい!!経験豊富なはずなのに…。パーシーもパーシーでフクロウの鳴き声は何度も聴いてる筈だがw 恐怖心が強すぎるのかな?
念のため、幽霊機関車がいるかどうかを確認しに行くスティーブンたち。このBGMいいなぁ、ハロウィンっぽい。スティーブンがめっちゃ怖がってて笑えるwww しかもスティーブンの機関士も口押さえて脅えてるwww ジェームスが鉄パイプの前でスティーブンを待機。どうやら悪戯をするようだ。ライトを消し、汽笛の音を鉄パイプで反響させ、不気味な音を出す。スティーブンはその音を聞いて脅え、城へ戻ろうとする。そしてそのまま幽霊機関車に捕まりそうな遅さでバックで逃げ、跳ね橋前のフェンスを突き破り、堀に落ちてしまった!脱線キター!いやいや、キターじゃない!因みにスティーブンが堀へ落下する直前に、機関士と助手がスティーブンから飛び降りてるんですよ。なんか今回は機関士を意識した描写が多くてうれしい。
一方、パーシーは配達を終えてスティーブンを探しに城へ戻ってきたところだった。しかしスティーブンの姿は何処にも見えない。そこへ、一台の機関車が後ろからやってくる音が聞こえた。パーシーはそれがスティーブンだと思ったが、残念ながらジェームス。
しかもなんか今回のジェームスの顔はやたらとハンサム。
そしてジェームスは不気味なうめき声を上げてパーシーを脅かす。これは怖い。S9「トーマスとこむぎのちから」を彷彿とさせられるシーンだなぁ。 それを聞いたパーシーは一目散に逃げ出す。周りが気になって、赤信号をみていなかった。跳ね橋が下りてない事に気付いたパーシー。急いで急ブレーキをかけたがもう遅い。堀へずるずると滑り落ちてしまった。そこにはスティーブンの姿もあった。しかしよくぶつからなかったなぁ。スティーブンの落ち着き様には笑ったw 大人だな、と。
悪戯ばかりしていたら一人ぼっちになってしまったジェームス。パーシーやスティーブンを呼んでも返事がない。心細くなり、もしや自分の作り話は本当だったんじゃないかとまで考えてしまう。城内へ戻ろうとするジェームスに、パーシーとスティーブンは助けてもらおうと(?)汽笛を鳴らす。この時の2台は笑顔なので…助けを求めるというよりも仕返しをしようとしていたりするのかね?どうなんだろう。
その汽笛を幽霊機関車の物だと勘違いしてしまい、一目散に逃げ出すジェームス。なんか笑ったww S6の「ジャックフロスト」を思い出しましたよ。表情もなんか模型顔っっぽいしw 酪農場でトーマスに仕事内容を伝えてるトップハム・ハット卿の前に、ジェームスが慌てて滑り込む。
「パーシーとスティーブンがいなくなったんです!幽霊に捕まったのかも…」
それを聞いてハット卿は、
「それじゃあ、その幽霊を捕まえに行こうじゃないかジェームス!」
と、好奇心交じりに調子に乗って、スティーブンとパーシーを探しに行く。
まだ鳴り響くスティーブンとパーシーの汽笛の音。まだやってんのかいw ジェームスは幽霊だ!と言って脅えるが、ハット卿はすぐにそれをスティーブンたちだと気付き、跳ね橋を上げるよう命令。
そこからパーシーとスティーブンが顔を出しました。なんかここのシーン、模型っぽいような気がする。
幽霊のような汽笛やうめき声がジェームスの仕業だとバレて、ジェームスはハット卿の仕置きで一ヶ月郵便配達をさせられることに。いい気味だw
そしてラストでフクロウの鳴き声におびえて「待ってぇ~!」と走り出す様には大笑いしましたwww
うん、ホラー回というよりかはギャグ回でしたねw なかなか面白かったです。個人的にはS2「ゆうれいきかんしゃ」の冒頭みたいに、幽霊機関車のイメージシーンや、S8「ハロウィン」の〆のように、ラストで何かを臭わせるような〆方が欲しかったかなぁ、と。ミリーと伯爵が出てきても面白かったと思うというのが僕の意見です。これはこれでアリですけどね!
せっかく幅広い表現が行えるようになったCGシリーズですし、S3「トーマスとパーシーとりゅう」やS5「まんげつのよるのできごと」のような本気で怖いエピソードもそろそろ出してほしいかなーと思います。CGだったらいろいろ表現しやすいし、ゾッとするようなシーンが作れるんじゃないかなと思ったのですが、やっぱりHiT社さんは受け付けないのでしょうかねぇ。出来ればお願いしたいと思ったゼルさんでした。
【日本語版について】
近日公開
総合評価:5.5/10
さて、次回はパーシーが悲惨な目に合う?! 「Percy's Lucky Day」です!
脇役ですが、なんとビルとベンが再登場します!!話の内容と、CGのビルとベンの登場が楽しみです!
では