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きかんしゃトーマスオタクによる雑記

きかんしゃトーマス 第17シーズンレビュー 25

※この記事にはネタバレが含まれています。

 

 

 

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S17 E22 「Gone Fishing」 (クレーンきかんしゃハーヴィー)

脚本:アンドリュー・ブレナー

内容:ブレンダムの港でハーヴィーを発見したビルとベンは、彼のフックを見てからかう。そんなハーヴィーにポーターが彼の利点を教える。

 

 

【高評価点】

・ハーヴィーが自分のクレーンで荷物を移動させて、顔を出す演出。いないいないばあ的な。気に入った。

・内容はかなりシンプルだけど、ハーヴィーの利点、個性をふんだんに活かしている。まさにハーヴィーだからこその話。

 

【低評価点】

・ナレーションはハーヴィーが必要な場所へ自分で移動できる唯一のクレーンとしているが、ケビンも同様。忘れては困る。

・オチが弱い。さすがブレナー。

 

【その他、面白かった点や小ネタ】

・ハーヴィー、初登場以来の主役回。

・TGD以来久しぶりに喋るハーヴィー。声優はキース・ウィッカム

・メリック紹介→クランキーの荷物(場面転換)→クランキー紹介→ソルティーの車体裏(場面転換)→ロッキー紹介 と、スムーズな前置き。

・ちなみに、ロッキーのディーゼルの持ち上げ方は間違っているらしい。

・ポーター「君はダブルで役に立つんだね!」

スコットランド訛りで喋るハーヴィー。

・ポーターが汽笛を鳴らしているが、音が鳴っていない。(SEミス)

・ベン「フックを海の中に入れなきゃ、ハーヴィー! 魚を捕まえるんでしょ?」

・ビルとベンの汽笛の音が時々逆になる。(SEミス)

・車高が低すぎてバッファーが何の役にも立たず、貨車に衝突するポーター。

・ビル「気を付けて走って、デコボコボイラーくん」

・からかわれても気にしないポーター。

・ビルの言及で陶土採掘場(クレイピッツ)が復活していると判明。(それとも単に口から出まかせ?)

・真相は不明だが、嘘をついて仕事をさぼろうとするビルとベン。

・ビル「貨車を牽かなくてもいいじゃない」

・ベン「君のフックで吊り上げて運べばいいんだよ。さかなつりさ」

・初めてクレーン車、専用客車以外の貨車を牽くハーヴィー。

・列車を牽いて坂を下るとき、ブレーキをかけるという基本的なことを知らないハーヴィー。今までどうやってクレーン車を運んでいたんだ?

・演出(カメラワーク)のせいなのか、ゴードンの丘麓があり得ないほど傾いている。

・ハーヴィーは助かったが、貨車はすべて脱線。ブレーキ車までも脱線。

・ビルとベンのからかいが助言となる。

・ハーヴィー「ま、ビルとベンには無理だけどね!」

・ブレーキ車の脱線した向きが次のシーンで異なっている(CGミス)。

・ハーヴィー「フックがあると、ダブルで役に立つんですよ。しかも、魚釣りだってできるんですから」

・大笑いエンド。

 

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ナローゲージでもよかったんじゃねーのと言いたくなるくらい車高が低いポーター。バッファーが役に立たず、衝突。

 

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初めてクレーン車やワークスユニットの客車以外の貨車を牽くハーヴィー。しかも積荷は重い機械の部品なので重労働。 

 

 

【感想】

 DVD限定S17第5弾。今回はなんとハーヴィーが主役。カププラの新情報やAUSの番組表を見た時は、そりゃもう驚きでした。彼の活躍を心待ちにしていた僕にとって、とてもうれしい話でした。(この時はまだちかみち回で彼が出ることは知りませんでしたが、なんとなく予想はついてました。今期は脇役で復活した後に主役が来るっていう流れでしたからね)。

 

 ソドー島にいるクレーンの仲間の紹介からスタート。ブルーマウンテンで働くメリック→ブレンダムの港で働くクランキー→誰かに現場まで連れて行ってもらい仕事をするロッキーと。ここまでの画面転換はもう慣れましたね。それに自然な流れだったし、スムーズ。脱線したディーゼルのケツを持ち上げる姿は何ともシュールだが、この方法は実は危険で、間違っているらしいです。

そして、必要な場所へ自分で行けるクレーン車もいる。それが、クレーン機関車のハーヴィー。来ました来ました。最初は木箱で隠れてるけど、自分のクレーンを動かすことによって正体が現れるというこの演出、なかなか好きです。ハーヴィーみたいな機関車は、ベルやD10と異なり、実はたくさん実在しているんですよね。

ある日、彼がブレンダムの港で働いていると、新しい機関車のポーターがやってきた。両者とも出会うのは初めてで、特にポーターはハーヴィーの"機関車でもあってクレーンでもある"姿に感心。「ダブルで役に立つんだね」と評価。

そこビルとベンも登場。港にハーヴィーがいるのを見て、「釣りでもしようと思ったのさ」「フックを海に入れなくちゃ、魚を捕まえるんでしょ?」とからかう。相変わらず面白いな、この双子は。昔から変な格好だとからかわれていたのにも慣れたのかあまり気にしないハーヴィー。いつもああやってからかうんだとポーターに説明。

ポーターが貨車に向かってバックすると、貨車に衝突。車高が合わないので、気を付けて走らないといけない。それを見たビルとベンは、ポーターを「デコボコボイラー(ドームが3つついてるから)」と呼んでからかう。でもポーターは、自慢のドームを誰にどんなことを言われようと全く気にしない。ポーターは大人だなぁ。原語版ではここで彼が何を言ってるのかさっぱりわからなかったぜるさんですが、日本語版では「右から左に受け流す」と訳されました。ムー〇ィ〇山か(

 

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それから数時間後、エドワードがヴィカーズタウンへ運ぶ予定の貨車の準備が終わったハーヴィー。ところがエドワードは到着が遅れており、代わりの機関車を探さないとならない。どうしたエディ。暇そうなビルとベンを見て、ハーヴィーは彼らにやらせてみてはと。やりたくないビルとベンは、(口から出まかせなのか知らないけど)、クレイピッツの仕事がたくさん残っていると答える。ここでようやくクレイピッツ(ソドー陶土採掘場)が復活していることが、ビルの言及により判明。第3シーズンで大規模な地滑りが起きて埋まってしまったあの場所です(もちろんブレナーのせい)。何年もの月日が経ってようやく営業を再開したのでしょう。ビルとベンと言えばやっぱりあそこしかありませんもの。ちなみに、来月1日にUKで発売が予定されている長編「Tale of the Brave」では、クレイピッツが舞台となって登場します。

ビルとベンが断ったのを見て、「君が貨車を運んだらどう?」とポーターがハーヴィーに。ただのクレーンではなく、自由に走れて列車も牽ける、クレーン機関車であることを証明するチャンス。ハット卿もそれに賛成。自信がないハーヴィーに、ビルとベンが「フックで吊り上げて運べばいいんだよ、魚釣りみたいに」とからかうも、右から左に受け流して、ハーヴィーは貨車を牽くことを決意。

 

部品を積んだ長物車を牽くハーヴィー。このシーンで初めて気づいたけど、クレーン上部の穴って蒸気の通気口なんですね。お馴染みゴードンの丘に差し掛かると、重い貨車を牽くのがとても大変になる。トーマスの激励で何とか登りきると、今度は下り。登るときは貨車に引っ張られて苦労したけど、下りは逆に押されるのでラクチン。ところがどっこい、そんなことをしたら目の前のカーブを曲がりきれない!

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 このままでは危険だと踏んだハーヴィーは急ブレーキをかける。しかし時すでに遅く、中折れして貨車が脱線。ブレーキ車も仕事しない。ところでこのシーンは単にアングルが変わってるだけなのかな。

奇跡的に自分だけ助かったものの、貨車は全部脱線。困ってしまったハーヴィー。そこで自分をからかったビルとベンを思い出す。『君のフックで吊り上げて運べばいいんだよ。釣りみたいに』。なるほど、そうか、自分にはフックがあるんだ! 早速自分のクレーンで貨車を吊り上げ、線路に戻していく。証拠隠滅(笑)

全て線路に戻すと、大急ぎでヴィカーズタウンへ出発。丘を登るときは強い力が必要、そしてブレーキをかけながら丘を下ることを学んだハーヴィーはさっそく実行。基本ですね。というかクレーン車を牽いていた時はどうやって走ってたんだろう()。ところでゴードンの丘って2つもあったっけ?

ハット卿が会議を終えて倉庫から出た時、ちょうどハーヴィーも港へ戻ってきたころだった。重い貨車を運び終えたことを褒め、クレーン機関車も貨車を引っ張れることが証明できたぞとフォロー。そういえば「変わっている」と仲間外れにされて落ち込んでいるハーヴィーを気遣ってくれたのも彼でしたね。彼に自信をつけさせてくれたようです。愛されてるなぁ。喜んだハーヴィーは、自分をからかったビルとベンの「魚釣り」の冗談を言う。みんな大笑いして、幕が閉じる。「これで終わり!?」という締まらないオチも、またブレナーらしいなと思いました(笑)

 

クレーン機関車ハーヴィー主役回、内容は至ってシンプルだけど、ハーヴィーの利点がとことん活かされていてよかったなと思います。ポーターの性格もよくわかったし、ふざけるビルとベンは面白かった。それと、この自分の利点を活かすという教訓は教育にもいいかもしれません。

 

 

【日本語版について】

以下省略

 

 

総合評価:9.5/10

 

 

次回は「アフタヌーンティーきゅうこう」です。