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きかんしゃトーマスオタクによる雑記

きかんしゃトーマス 第18シーズンレビュー 3

※この記事にはすっごいネタバレが含まれています。

 

 

 

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S18 E03 「Flatbeds of Fear」 (きょうふのかしゃのおと)

脚本:ポール・ラーソン&ローラ・ボーモント

内容:ソルティーに恐怖の平台貨車の話を聞いたトーマスとヘンリーとエミリーは、自分の後ろから聞こえてくる不気味な唸り声に脅える。

 

 

【高評価点】

・S16「ブレンダムのかいぶつ」などに比べれば、正体がわかりづらい(画面を見ればわかるが)ので、怖さが倍増。

・最初と最後の意味深な雰囲気がまた恐怖心をそそる。

 

【低評価点】

・UK版のパイプの音色はリアリティがない。不気味さを強調したのはわかる。でもパイプはこんな音を出さないので気持ち悪い。

 

【面白かった点、小ネタ】

・トーマス主役回と見せかけて、ヘンリー主役回と見せかけて、エミリー主役回と見せかけて、この3台主役回。

・不気味な音に脅える3台の機関車。

・今回から、ソルティーにヘッドランプがつく。

・相変わらずのソルティーとクランキー。

・古い機関車役のスタンリー。

・スタンリー、アークのCGシリーズ初登場。(前期未登場)。

・クランキーに追い払われても、からかいに戻ってくるソルティー。

・ソルティーの話を信じ脅えるトーマス、異常に怖がるヘンリー、信じないエミリー。

・牛の鳴き声と駅長の笛の音を恐怖の平台貨車と勘違いするヘンリー。

・微妙に韻を踏むヘンリー。

・あまりの怖さに、待避線へ逃げ込むヘンリー。

・エミリーのテーマ(S08~12)がアレンジされて久しぶりに流れる。

・恐怖の平台貨車に脅え、カーブでスピードを出しすぎてパイプを貨車から落としてしまうエミリー。

・不気味な音の正体は、パイプの穴に風が通り抜け、響く音。

・US版とUK版でパイプの音が大幅に異なる。US版はリアリティを強調、UK版は不気味さを強調させている。

・トーマスに音の正体を聞かせるべく、パイプを近づける優しいクランキー。

・トーマス「本当…?(響)」

・相変わらず作り話でからかうソルティー。

・ソルティー「港のディーゼルなんてそんなもんさ」

・証拠を知ったとたんに強がるエミリー。

・しつこいソルティー。

 ・クランキーがソルティーの話に飽きれるシーンや、ビルとベンに作り話を話すシーンはS06「ねむれないクランキー」を彷彿とさせられる。

 

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今回から、ソルティーの頭の上にヘッドランプがつくように。びっくりするほど似合わない。それと、旅客じゃなくね。

 

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 この回のポイントとなる、Flatbeds of Fear(恐怖の平台貨車)。ソルティーの昔話に登場。

 

 

【流れと感想】

  第3話はホラー回。今回は幽霊機関車ではなく、Flatbeds。このシリーズで云う、平台貨車(長物車)が物語を左右させるということで、いったいどんな話なのだろうとワクワクしていました。

 

 意味深に動く平台貨車がトンネルへ入っていき、そこからタイトルコール。真っ暗画面でタイトルコール。濃い霧が立ち込めたある日、クランキーが船から建築資材を降ろしていた。トーマスが港へ着くと、何やら不気味な音が………ってあれぇ? US版とSE違くねぇ…?

ソルティーはその音を、"Flatbeds of Fear"(恐怖の平台貨車)のうめき声だという。彼曰く、遠い昔、霧が立ち込めた夜、古い機関車(映ってるのはスタンリーだけどね)が3台の平台貨車を牽いて走っていたそうな。丘を登っていると突然連結器が外れ、貨車たちは丘を駆け下りて走り去ってしまった。貨車たちは今も、うめき声を上げながら、連結する機関車を探し回っているそうな…。いつの間にやら背後にいるかもしれない。ううむ、アークのCGシリーズでやっと初登場と思ったら古い機関車役にさせられてしまったスタンリーはさておき、それほど怖くない話なのにソルティーが喋るとなかなか…。それに平台貨車は自分の心も意思も持ってないから、それがうめき声を上げながら機関車を探し回るってちょっと不気味な表現ですね。

いつもはお化けなんていないときっぱり言い切る彼も信じ込んでしまうということは、よほどソルティーを信頼しているんでしょうな。(トーマスの兄弟たちを追い払った機関車であるという皮肉)。ソルティーにからかわれながら、パイプを積んだ平台貨車を連結すると、恐る恐る前へ進みだす。霧の立ち込めた草原地帯を走っていると、またあの奇妙な音が。辺りを見回しても、この音を立てていると思われるものが見つからない。うーん、怖いだろうねぇ。

トーマスが操車場に着くと、ヘンリーとエミリーがいた。彼は2台に恐怖の平台貨車について話し始める。臆病なヘンリーは怖がるトーマスに同感。しかしエミリーはそんな2台に呆れ、原因があるはずだと主張。相変わらず強気ですねぇ。最近のエミリーはS07の親切さとS08以降の強気さを合わせた性格になっているようで、特に長編で親切さが発揮されています。

 

翌朝も濃い霧に包まれていた。ヘンリーはヴィカーズタウンへ運ぶパイプを取りに、操車場へ向かっているところだった。昨日のトーマスの話を信じ込み、「恐怖の平台貨車の声を聴きませんように、恐怖の平台貨車の声を聴きませんように」と呪文を唱えるように韻を踏みつつ自分に言い聞かせるヘンリー。彼がこんなに繊細で臆病になったのも後付設定だったっけ? そんな時、奇妙な声が! …それは牧草地の牛だった。定番ですね。再び脅えながら線路を進むヘンリー。そこへ、またしても奇妙な音が! …それは駅長の笛の音でした。こう、何か怖いものを考えてる時、見た後ってちょっとした物音にビクッとなるよね。特に臆病な人にはつらい。

やっと操車場に到着し、パイプを積んだ貨車を受け取る。まだ脅えながら進むヘンリー。すると、こんどは奇妙な唸り声が聴こえてきた。周りには牛も車掌もいない。勘の良い人はここで気づいたかもしれないが、ヘンリーはこれを恐怖の平台貨車のうめき声だと思い、あまりの怖さに走れなくなってしまった。機関車の感情は体調にも影響するのか。まあ人もそうですね。異変を感じた機関士は、彼を側線へ。そりゃあ霧が立ち込めているとき、こんな変な音が鳴ったら誰だってびっくりするでしょう。僕だったら怖くて泣きますね。

ヘンリーの代わりに貨車を運ぶため、エミリーが呼び出された。ヘンリーがどんなに説明しても、エミリーは信じようとしない。貨車を運ぶついでに証拠も確かめようと出発。相変わらずですねぇ。ちなみにここのシーン、どこかで聞いたことのあるBGMが流れています。そう、S08~12で使われたエミリーのテーマのアレンジ! こういう、原点と言っていいのかわからないけど、BGMもアレンジされて回帰するっていうのもいいですよね。初期BGMを流せないのは大人の事情です。(S16でメインテーマのアレンジ流れてたけどね)。

エミリーが貨車を牽き始めると、案の定不気味な音が。近くでトーマスかヘンリーが悪戯しているのではと考えるエミリー。でも周りには何もいない。エミリーは全速力で走る。でも不気味なうめき声はすぐ後ろから聞こえてくる。正体がつかめない謎の音。エミリーは怖くなって、恐怖の平台貨車がいるのではと信じ始める。彼女は恐怖の平台貨車から逃げようとスピードを上げる。ところが、あまりにも速いスピードでカーブを曲がったので、パイプがガラガラとこぼれ落ちてしまった。エミリー急停車。これもお約束の展開ですね。すると、不気味なうめき声もしなくなった。彼女は奴らから逃げきったと一安心。完璧に信じ込みましたね。

 

その頃、トーマスは次のパイプの貨車を牽くため港にやってきた。クランキーが重いパイプを積み下ろしていると、そよ風が吹き始めた。

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またあの音が鳴りだし、トーマスは怯える。でも、クランキーは恐怖の平台貨車なんていないと言う。彼は、風がパイプの穴を通り抜け、それが響いて音が鳴っていると言って、トーマスにパイプを近づけ、聞かせてあげました。なんだかんだでクランキーもやさしいですね。そう、恐怖の平台貨車のうめき声の正体は、ただのパイプを抜ける風。これはなかなか気づきにくい。ソルティーはトーマスをからかっただけだったのだ。まあいつもこうですよね、ソルティーは。ところで、彼らは前にも何度かパイプを運んでるけど、その時は音ならなかったのかね?

その晩、エミリーが遅れて機関庫へ到着。完璧に恐怖の平台貨車がいると信じ込んだエミリーは、トーマスに「あなたは正しかった」と認める。トーマスがソルティーの作り話で、風がパイプを吹き抜ける音だったと教えると、きまり悪そうに「わかってたわ、全然怖くなかったもの」と再び強がる。そういうところ可愛いよね、エミリー。でもみんなにはエミリーが怖がっていたことはわかっていた。そのあとは誰も恐怖の平台貨車について話さなくなった。みんなエミリーの前だと優しいなw

でも、それはソルティーを除いて。懲りずに、今度はビルとベンに恐怖の平台貨車の話をしている。ビルとベンも彼を信頼してるものだから、すっかり脅えてしまっている。そんなソルティーを見てトーマスとヘンリーとエミリーは大笑い。そして最後に意味深に平台貨車が動くシーンはなんかぞっとしますねw

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S18のホラー回、なかなか怖かったです。S03やS05などに比べればまだまだ足りないですけどねw 

それにしても、何故UK版はパイプのSEを変えてしまったんだろう。不気味さを追求したのかな? パイプの会社に怒られたとか? US版の方が明らかにリアルで、不気味なのになぁ。僕はこのパイプの音、US版の方が好きです。でも日本はUKの吹き替えだから、きっと日本吹き替え版はこのUK版のSEなんでしょうね…。ザンネン。

 

 

【日本語版について】

タイトルは「きょうふのかしゃのおと」。10月12日にAパートとして「きえたディーゼルきかんしゃたち」と同時放送。

 

 [面白かった点、小ネタ]

・作業員の声優は金谷ヒデユキ

・パイプのSEはUK版と同じ。

・Flatbeds of Fear→恐怖の貨車

・an old engine→ベテランの機関車

・"ヒュ~ヒュ~と悲しげな音"と訳されてるが良い点。

・ソルティー「ハハハハハ! ワオ!」

・ヘンリー「恐怖の貨車の音が、どうか聞こえませんように。恐怖の貨車の音が、どうか聞こえませんように…!」

・トーマス「そうなの?!(エコー)」

・ソルティー「港で働くディーゼル機関車は、話好きだからな!」

 

今回のキャラクター紹介はヘンリー。映像は今回の物に変更されている。

 

 

 

総合評価:6/10

 

 

次回はパクストン主役!「Disappearing Diesels」です。