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Z-KEN's Waste Dump

きかんしゃトーマスのレビューとかやってます

きかんしゃトーマス 第19シーズンレビュー 2

※この記事にはネタバレが含まれています。またこの記事の感想は個人的な意見です。

 

 

 

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S19 E02 「The Truth About Toby

脚本:デイヴィー・ムーア

内容:スクラップ置き場で立ち往生したトビーを見た仲間の間である噂が広まる。

 

【高評価点】

・レッジ、パクストンの性格が活かされている。近頃(S05以降)は殆ど臆病な小心者で描かれていたトビーも元の設定に近い明るく真面目な性格で描かれていたので良かった。

・S18よりもトビーとヘンリエッタによる夫婦っぽさが出ていて良い。

 

【低評価点】

・一部のキャラクターの使い方が下手。ジェームスはともかく、普段からトビーを見下したり嫌悪しているゴードンが彼の事を気に掛けるのはおかしい。

・トーマスの行動に違和感。

 

【その他小ネタなど】

・トビーとレッジの主役回。

・トビーとスタンリーを演じる俳優がベン・スモール(UK版スタンリーはマット・ウィルキンソン)からロブ・ラックストローに変更された。

・今回よりパクストンのロッドがオレンジ色から灰色に変更。

・今回よりスタンリーにランプ棒とブレーキパイプが追加。

ヘンリエッタのドアを開けっぱなしにする作業員。

・古くなり音を立てるトビーのサイドプレート。

ヘンリエッタの忠告を無視するトビー。

・スクラップ置き場で石炭を使い果たすトビー。

・レッジの燃料がディーゼル燃料であることが判明。

・トビーが通りかかる機関車に声をかけるたびにスクラップを崩す音を立てるレッジ。

・赤い車を赤い旗に見立てるレッジ。

・ヘンリーの目の前で粉々になる赤い車。

・ヘンリーのブレーキ車が変わっているシーンがある(CGミス)。

・緊急事態を知らせるためトビーのボディを掴み持ち上げるレッジ。

・皆が言ってるという理屈で噂を信じるパクストン。

ヘンリエッタを牽くエミリー。

・トビーの車輪が消えているシーンがある(CGミス)。

 

 

 

【このエピソードについて】

  今シーズンにもトビーがメインのお話がやってきました。前期の「トビーとしんごう」があまり良くなかったので少し心配だったけど、スティームチームの中でトビーが2番目に好きな僕(1番はヘンリー)は素直に楽しみでした。今期も出番が沢山あるといいなあ。

 

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主役がほとんど動かないのでちょっと単調な回。残念な個所が多い回ですがトビーを見てあーだこーだする仲間たちや様々な策を練るレッジの行動など楽しめるところは多かったです。なにより今回はトビーが臆病者になっていない。これだけでも僕は満足です。ヒット期のトビー回の中で最も良いと言えそうです。

トビーとヘンリエッタの夫婦漫才も素敵だったけど、今回の主役はトビーとレッジ。考えが微妙に噛みあわないところが見ていて楽しかったです。しかも解体する側と古い機関車という危ない組み合わせ。しかしいくら皮肉屋のレッジでも、仲間を解体するといった考えは冗談でもしないみたいです。発想はぶっ飛んでるけど。

 

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物語序盤で古くなった車輪カバーがクローズアップされるけど、実際にこのカバーが再びアップされるのはオチのみで物語にはほとんど関わらないという。くすっとさせるオチにはなったが上手く活用できていないのは残念。

最初観た時、僕はてっきりトビーの車輪に関係するお話なのかと思っていました。全然関係なかったなんて。 

 

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もう一つ残念だったのは、トビーのうわさを流す一部のキャラクターの扱い方。機関車から機関車へ噂が広まっていくところは面白かったですが、普段からトビーを見下したり嫌悪しているゴードンが、トビーがスクラップになるという噂を聞いて驚くのはちょっとおかしいと思った。こういう時ゴードンなら鼻で笑うか気にしないのどちらかであろう。コナーとケイトリンは友達思いの性格なので今回のゴードンよりましだけど、今のところトビーとまったく関わりがないので残念ながら今回の出番は上手いとは言えない。

仲間が危機に迫った時励ますか救い出そうとするであろうトーマスも今回はちょっと違和感があった。それも自分が路面機関車になるところを防いだ恩人をすんなりスクラップにされると信じ込むなんて。とはいえあれは誤解しても不思議じゃないし、自身の独断で行動するという点では(『TAB』以降の)設定どおりですが。そもそも何故エドワードの支線で(以下省略)

 

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とまあ微妙な点もいくつかあったが、沢山のキャラクターが出てきたので僕は僕で楽しめました。ヘンリー、ソルティー、スタンリー、スタフォードなどの登場は自然だったし、とくにパクストンの扱い方はうまかった。 

 

 

【チェックポイント】

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ベン・スモールのヒット社との契約が切れた為今回からUK版のトビーを演じるアクターがロブ・ラックストローに変更。 スモール氏のトビーの方が自然だったけど、ラックストロー氏のトビーは『TATMR』同様、老人っぽくて好きです。でもどうあがいてもUS版のジェームスにしか聞こえない。

 

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トビーを助けるため自分なりに様々な策を練るレッジ。木でできたボディを鋼鉄の手で掴むには非現実的な光景ですが、レッジの器用さと非常識さが容易にわかるシーンでもあります。 異色な職場で働く仲間はどうしてこうも発想がぶっ飛んでいるのか(笑)

 

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トビーがスクラップになると聞いた時、彼は何を思っただろう。 

 

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ヘンリエッタの後ろでブレーキ車が並んでいるの好きです。

 

 

【日本語版について】

またあとで

 

 

 全体的な面白さ:☆☆

鉄道らしさ:☆

リアリティ:☆☆

キャラ活用:☆☆

BGMの良さ:☆☆

アニメーション:☆☆☆

道徳教育面:☆☆☆

 

【最終的な感想】

自分を心配する人の事はちゃんと聞くことだけでなく、根も葉もない噂話を信じ込まないこと、2つの教訓がありましたね。若干内容が薄くトビーのようにスローテンポだったけど悪くはなかった。僕は今回のお話がヒット期のトビー主役回の中で最も好きです。近年は小さいからという理由で、とくに主役回では、臆病な小心者で描かれ続けてきたトビーが、S06「トビーとこひつじ」以来となる元のプロットに近い性格で登場してくれたのは本当にうれしかった。ヘンリエッタとの関係もより夫婦っぽく、より良くなっていたし、今後もこのままの性格と関係を維持してもらいたい。

そして今回のお話を見て気付いたのは、その場からずっと離れられないクレーンなのにキャラが濃く個性の強いレッジは間違いなくクランキーと同じくらい最高のクレーンキャラクターだということ。建っている場所は原作にも出てきたスクラップ置き場であり馴染みやすいし汎用性はクランキーに劣るがまだ高い方。ここがコリンとメリックとの大きな違いであろう。まだまだ活かせそうに思えるので是非今後も出てきてほしいところです。

 

総合評価:6/10