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きかんしゃトーマスオタクによる雑記

きかんしゃトーマス 第19シーズンレビュー 5

※この記事にはネタバレが含まれています。また記事の感想は個人的な意見です。

 

 

 

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S19 E12  「A Cranky Christmas」

脚本:マーク・ハッカビィ&ニック・オストラー

内容:重要な荷物を落とし中身が心配になったクランキーはトーマスに見つからないようこっそり隠すが…

 

【高評価点】

・砂撒き装置が物語の重点に置かれ活用されている。

 

【低評価点】

・トーマスの砂があり得ない高さからレールに撒かれている。

 

【その他小ネタなど】

・トーマスとクランキーが主人公。

・市長のアクターは今回で英米共通になる。(UK版はキース・ウィッカムからデビッド・ベデラに変更)。

・物語を通して滑りまくるトーマスとハット卿。

・トーマス「ハット卿にも滑り止めの砂が必要みたい」

・赤いリボンのかかった木箱に夢中になるクランキー。

・見とれるあまり船の汽笛に驚くクランキー。

 ・ブレンダムからタウン・スクエア(ティッドマス)まで2往復させられるトーマス。

・物語を通してクリスマスガーランドを飾って走るソルティー。

・ソルティー「♪We wish you a merry Christmas and a Salty new year!」

・トーマスが来るたび重要な木箱を木箱で隠すクランキー。

・『SLOTLT』同様スローモーションが使用される。「NOooooo!」

・スケートが上手な市長と下手っぴなハット卿。

・『やくにたつきかんしゃ』のアレンジBGMが使用されている。

・詰めが甘いクランキー。

・クランキー「♪We wish you a merry Christmas and a Cranky new year!」

 

 

【このエピソードについて】

  明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 さて、今回のお話を見る前についてですがS19の冬エピソードもUS版DVDが先行だったのでその時の心境を語りましょう。収録話にワクワクするタイトルが並ぶ中、この話だけは正直期待していませんでした。あらすじを聞いても何もワクワクするところがなかったというか。まあ…予想通りと言えば予想通りだったかもしれない。

 

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 荷物を落として焦ったクランキーが、失敗がばれないように何とかごまかして乗り切ろうとするが結果的にばれ、それを運んだトーマスも荷物を落っことしてしまうといったちょっとハラハラなハプニング回。根本的な教訓は今期第一話の「Who's Geoffrey?」と丸っきり一緒ですが…。

また、似たような描写の繰り返しと次に出発する際大事なことをやり忘れるといったお約束のパターンもあるのでなんとなくS08っぽい印象を受けました。はっきり言って単調な回です。何とも言えない微妙さ。しかしユーモアのあるネタがいくつか用意されていたので最終的な意見としては面白かったです。

船の汽笛に驚くくらい木箱に夢中になったり、これまで数々の荷物という荷物を落としてきたにもかかわらずひどく心配するなど、全体的にクランキーらしくないといえばクランキーらしくない今回だが、彼にも人間らしい一面があるんだなと逆に新鮮な気分になりました。最後に安堵の気持ちになり思わず本当のことを口走ってしまうばか正直なところがまた可愛い。今回のオチは個人的に大好き。

クリスマスだし過ぎたことは忘れようぜみたいなノリは英国らしいと感じます。

 

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 このエピソードにもちゃんと鉄道ならではの要素があります。S17「ソルティーはうみがすき」やS18「ダンカンはもんくばっかり」でも駆使された"砂撒き装置"が今回では更に重点に置かれています。秋冬には欠かせない部品ですから。

ところがこれについてはちょっとした問題点があります。上の画像を見て若干の違和感を覚える人もいるのではないでしょうか。

トーマスにはポーターやソルティーのように砂撒き管が描写されておらず、砂が撒かれる位置が高すぎるということ。鉄道にお詳しい知人から教えて頂きました。管が車輪の真ん中辺りより高いと、乾燥された砂は、レールにきちんと付着しないそうです。

 

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結果、重要な荷物とはスケート靴と仮設リンクなわけですが、これにはなるほどなと納得しました。スケート靴には鉄のブレードがついているから硬い場所に落とすとガチャンという割れたような音が鳴りますから。

だけどこっちも詰めの甘さが目立つ。その理由は木箱の所為だろう。木箱は2度破損する描写があるけど、クランキーが落とした時は若干切れ目が露わになるだけという。あの高さから落下してよく大破しなかったなと。どんだけ丈夫な木箱なんだ…。

 

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僕が思うにキャラクターの扱い方は決して上手くなかったものの、物語を通してトーマスとエドワードがまるで兄弟もしくは親子のような掛け合いにはとても穏やかな気持ちになった。『TAB』を連想させられますし、原作派の僕にとってはパーシーよりもエドワードが親友という方がしっくりくるものでこの絡みはすごく好きです。

砂を使い果たしたトーマスのために、エドワードが砂を敷いてあげるというシーンを見てさらに好感度が上がりました。そこ、「都合よすぎ」とか言わないっ!

 

 

【チェックポイント】

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今回もハット卿によるコミカルな喜劇が面白かった。終始つるつるの路面に翻弄されるハット卿とエドワードに小声で彼に対する冗談を放ったトーマスには笑いました。

 

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市長の華麗なスケートに注目! 名誉に恥じぬ上手さです。

 

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ところで、トーマスのボディの一体どこに砂を補充する箱があるのだろうか。この作業員は何処に砂を入れているのだろうか。恐らくはね避け(スプラッシャー)のあたりなのだろうけど、いつかは明確な描写が欲しいところ。 

 

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もうひとつ面白かったのはソルティーのこの格好。華やかなガーランドを飾りながらクリスマスソングを歌いまくる彼の姿はシュール。何この港の仲間たちかわいい。

 

【日本語版について】

後日やる

 

 

全体的な面白さ:☆

鉄道らしさ:☆☆

リアリティ:☆☆

キャラ活用:☆

BGMの良さ:☆☆☆

アニメーション:☆☆

道徳教育面:☆☆☆

 

【最終的な感想】

 出かける前に身支度を確認する、「Who's Geoffrey?」と同じく、隠し事はすぐにばれるから失敗したら正直に話すことなどの教訓が込められていました。同じ教訓でも少し工夫が施されているにも拘らず同じシーズンということもあってどうも二番煎じに感じてしまうのがこのエピソードの痛いところだと思います。トーマスの「No!」がスローになるシーンもそれと似た気分になって素直に喜べなかった。

改めて考えても"微妙"の二言に尽きるが、先にも言った通り嫌いじゃないです。キャラクターそれぞれの掛け合いが面白くて和みました。たまにはこういうエピソードも悪くないものです。

 

総合評価:5/10