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Z-KEN's Waste Dump

きかんしゃトーマスオタクによる雑談

原作『汽車のえほん』からのエピソード、約20年ぶりに映像化 2/14追記

 遅ればせながら明けましておめでとうございます。

さて、2017年初頭から非常に良いニュースがまたまた飛び込んできました。

記事タイトルを見てお分かりかと思いますが、

なんと今期放送中の第20シリーズで、原作22巻『小さな機関車たち (Small Railway Engines)』から3話のエピソードが遂にテレビシリーズで映像化されます!

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原作のエピソードからの出典は第4シリーズ(1994-1995)以来、即ち22年ぶり

アールズデール鉄道の仲間たちの、絵本の中での失敗や活躍をテレビのアニメーションでも楽しむことが出来るようになります。

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 アールズデール鉄道とは、ソドー島北部で公共機関として動く、15インチ(381mm)ゲージの架空のミニチュア鉄道で、レックマイクバートと云うカラフルでとっても小さな、"役に立つ"機関車たちが働いています。これらはイングランド北部カンブリア州に実在するレーブングラス・アンド・エスクデール鉄道がモデルになっています。

トーマスやパーシーを始めとするイギリスで最も多く見る車両の軌間は4フィート8.5インチ(1,435mm)の標準軌です。色からしてヘンリー、ジェームス、ゴードンの3台に見えるかもしれませんが、ほら、上の画像で比べるとこんなにも大きさが違います。スカーロイやレニアスなどのこうざん鉄道の狭軌線路(2フィート3インチ (686mm))の上で働く仲間よりも遥かに小さいのです。

 

そんな小さな機関車たちは、原作出版から70周年に当たる2015年になるまでテレビシリーズには一切出てきませんでした。元々テレビ版の『きかんしゃトーマス』は1番ゲージという鉄道模型を用いた人形劇でした。ゆえに、目玉を動かすギミックなど従来の造形やギミック等の技術の流用が当時は困難であったからであると考えられます*1

1997年、原作者ウィルバート・オードリー牧師の死後、すべての権利がブリット・オールクロフト社の手に渡り、第4シリーズを境に原作エピソードの映像化は打ち止めになりました。後に権利をヒット・エンターテインメント社が買収、数年経って人形劇からフルCGアニメーション作品に移行し技術上の制約が無くなるも、会社の方針上、小さな機関車たちはおろか、絵本から映像化されることすら一向に叶いませんでした。

しかし、原作者のご遺族やファンの声も大きかったためか、2012年2月1日のマテル社による『きかんしゃトーマス』の商標権を含めヒットの所有権買収を経て、制作体制が(公には2013年にハッキリと)変わり、ゴッドレッド王やウルフステッド城、ハーウィックへの支線拡張計画にコーヒー・ポットなどのマイナーな原作設定を題材にした短編や、まるで原作各巻のテーマに基づいているかのような長編作品(例:TOTB→33巻と21巻、SLOTLT→34巻と22巻、TGR→35巻と23巻等々)、更には70周年記念に1, 2巻の初期作品をCGでリメイクした特別編も公開するなど、近年は子供のみならず、この作品で育ってきた昔ながらのファンにとっても嬉しい施しが行われてきました。

そんな現行のテレビシリーズは昨年で32年と第20シリーズを迎え、2015年に公開されたSLOTLT(『謎の海賊船と失われた宝物』)から新登場した、レックマイクバートという、ファンの間でも人気の高い、ちんまり鉄道ことアールズデール鉄道の3台の小さな機関車たちが、絵本を飛び出して正式にテレビに進出。そして繰り返しになりますが原作エピソードが22年ぶりに映像化。とても良い時代になったと思います。

 

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そのうちの2話"Mike's Whistle (マイクのきてき)"と、"Tit for Tat (目には目を)"が早くも1月23日午後6時30分にカナダで放送されます。なお、大手ファンサイトSiFFacebookの投稿によると、"Useful Railway (やくにたつ鉄道)"も用意されているとのことで、近々放送される日が来るかもしれません。*2

約5分の尺で行われた昔と違って、今は約9分の尺で展開されているため、その分忠実に再現出来るか、はたまたちょっぴり改変が施されてるかもしれませんが、控え目に言って非っ常に楽しみです。(笑)

 

【追記】

日本では3月5日と12日に放送決定しました! タイトルは以下の通りです。

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『バートのしかえし』(Tit for Tat) 3月5日放送

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『マイクのきてき』(Mike's Whistle) 3月5日放送

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『いいぞアールズデールてつどう』(Useful Railway) 3月12日放送

 

(※2017年2月14日現在、英米での放送時期は未確認です)。

 

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余談ですが、"Small Railway Engines"は出版から今年でちょうど50年に当たります。

意図的かどうかはわかりませんが何だか感慨深いですね。(笑)

 

また、新キャラクターの客車の"ハンナ"は第21シリーズ以降の登場になるそうです。

 

第20シリーズの各エピソードとあらすじ、初回放送日時を個人で纏めた記事はこちら

*1:こうざん鉄道でさえも第4シリーズに至るまで予算の都合上制作されませんでした。

*2:このサイトのオーナーは制作スタッフとの交流があり、特殊な構造の貨車やナップフォード駅構内の設計をするなど間接的にチームに携わったり、サイト内では直接制作陣に訊いたインタビューも掲載しています。