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喋りたがりの きかんしゃトーマスオタクによる雑記

きかんしゃトーマス 第17シーズンレビュー 5

※この記事にはネタバレが含まれています。

 

 

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S17 E05 「Calm Down Caitlin」 (おさわがせなケイトリン)

脚本:デイビー・ムーア

あらすじ:本土へ繋がる可動橋の修理中の間、ケイトリンはソドー島で一夜を過ごすことに。

【高評価点】

・本土へ繋がるヴィッカーズ・タウン橋もとい、シェルツァー式可動橋や、ウルフスティード城がTVシリーズに初登場。

・夕日に輝くウルフスティード城が綺麗。今回はきれいな背景のシーンが多い。

・S14以来の夜回。夜間の郵便列車やフライング・キッパーが再び見れて幸せ。

・旗を上げ笛を吹く車掌、ハット卿のお立ち台の復活には感動。

 

【低評価点】

・初めの1分間の「トーマス」感の無さ。ケイトリンとコナーだけでなく、他のソドー島の機関車も周りで1台か2台は走っててほしかったかな。(そもそも何故アメリカの機関車にしたのか)。

 

【その他、面白かった点や小ネタ】

・原作はマガジンストーリーの「Duck's Service」。

・ケイトリンとコナー、TVシリーズ初登場。そしてケイトリン初主役。

・ケイトリンのCVはレベッカ・オマラ。コナーのCVはジョナサン・フォーブス。どちらも新規。

・ケイトリンとコナーの客車、ウルフスティード城、ヴィッカーズタウン橋もTVシリーズ初登場。

・元気すぎて近所迷惑なケイトリン。

・待つのが嫌いなケイトリン。

・客車に灯りがついてないミスがある。

・橋が閉まっているシーンで、ケイトリンの客車の車掌車がコナーの客車になっている(CGミス)

・普段めったに写らない場所が写ったり、ケイトリンが郵便貨車やフライング・キッパーを牽くなど新鮮なシーンが多い。

・ケイトリンを追い払おうと郵便貨車やフライング・キッパーを牽かせようとするゴードンとヘンリー。

・興奮しすぎてパーシーの忠告をすぐ忘れるケイトリン。ヘンリーの忠告は聞いちゃすらいない。

・郵便配達から戻ってきたとき、エドワードが機関庫からいなくなっている。

・ケイトリンが大きな音をたてて走り去った後、民家の灯りがつき、犬が鳴いたり、動物園の鳥が逃げてしまう。

・ウェルズワース駅を通るとき、ケイトリンの煙突から煙が出ていない(CGミス)。

・フライング・キッパーが目的地に無事到達したのはこれが初だが、結局ケイトリンのせいで動物園でのトラブルはあったことに。

 

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久々の車掌さん

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 コナーと可動橋

 

 

【感想】

 きました。ケイトリン主役回!早速レビューしていきましょう。

冒頭からケイトリンとコナーが登場。彼らはTVシリーズでは初登場ですね。2台は本土に所属している高速旅客用のアメリカン機関車です。僕は彼らのこの車体があまり好きではないけど…汽笛の音色はカッコイイですね。しかし…この冒頭1分間だけ見ると「きかんしゃトーマス」という実感がなくなる(笑)別の作品を見ているような気分ですw

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きたー!ウルフスティード城!!KOTRの舞台。これもTVシリーズ初登場。この城は実際、牧師が描いた地図にも載ってますし、原作に忠実であることが分かります。夕日に輝く城が綺麗ですね。

ウルフスティード駅で終発のケイトリン。しかしそこでトラブル発生。どうやらテンダーのブレーキが故障したらしい。ケイトリンは待つことが好きではないらしい。整備には時間がかかり、とうとう夜に。

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しっかし何だこのひっでぇ顔ww

なんとか修理が終わって発車したケイトリンだったが、第2のトラブル。本土へ繋がる可動橋がメンテナンス中。明日の朝には終わるとのこと。ケイトリンはソドー島で一夜を過ごすことになる。この可動橋もTVシリーズ初登場ですね、これも実際に原作の設定にあります。ハット卿のお立ち台も復活。お立ち台を用意する付き人や、客車からひょこっと顔を出す車掌にほっこり(笑)

ケイトリンはソドー島で一夜を過ごせることに興奮。乗客をケルズソープ駅(何故ここ?)に降ろすと、ティッドマス機関庫に向かって夜のソドー島を駆け抜ける。機関庫の転車台を見てはしゃぐケイトリン。本土というか彼女の機関庫には転車台が無いんでしょうかね。推進運転で入庫してるんでしょうか。真っ先にゴードンに話しかけるケイトリン。KOTRのあのシーンの影響でしょうか。一方のゴードンは迷惑そう。ゴードンが遠まわしに「寝ろ」と言い、寝つこうとしたところをケイトリンに起こされるシーンには噴きましたww ゴードン可哀想w

そこへパーシーが。半目(ここ重要)のトーマスが何故ケイトリンがここにいるのかを教えると、快く「僕の場所で休むといいよ」と応える優しいパーシー。優しすぎるw可愛いw

パーシーは何をしているのか疑問に思ったケイトリン。そこでゴードンは彼女を追い払おうと、「パーシーの郵便列車を牽いてみたらどうだ?」と提案。勿論ケイトリンはやりたがって牽きます。

パーシーに「静かに走るんだよ」と忠告されたのにもかかわらず、興奮しすぎた彼女は大きな音を上げて走り、汽笛を鳴らして大声を上げて郵便配達。彼女が通り過ぎると、民家の灯りがパッパとつき、犬が鳴く演出はGOOD。そりゃあんな近くで大きな音立てられたら目が覚めますわw

そしてすぐ戻ってきたケイトリンに「もう帰ってきたのかよ」と遠回しに発言。そこへ、ゴードンと同じく鬱陶しそうなヘンリーが「僕のフライング・キッパーを牽かないかい?」と提案。パーシー同様「静かに走ってね」と忠告しようとしたときに出発しちゃうケイトリンに笑。

S16の「ウィフのねがい」にも登場していたフライング・キッパー。でも、夜間のキッパーはS5「みどりのくじら」以来久々。夜のアーサーの支線、ウェルズワース駅、そして動物園を通るケイトリンは圧巻。その五月蝿さで、動物が起きちゃったり(笑) どうでもいいけど、アーサーの支線がCGシリーズ以降も頻繁に登場しているのを見ると、そろそろアーサーの復活が待ち遠しくなるなぁ。アークならやってくれると信じてますけどね。

さてさて、ソドー島も夜が明けてきました。この背景が素晴らしい(ニトロゲンには負けてるが)。そしてケイトリン眠そう(笑) そりゃあんなにはしゃげば眠くなりますわ。

再び機関庫に戻ってきたケイトリン。疲労した姿に、ゴードンとヘンリーが互いに顔を合わせてニヤリ。この感じもまた過去作を彷彿させる。ティッドマス機関庫に入るケイトリン…う~ん、新鮮な気分。そこへトップハム・ハット卿が。パーシーとヘンリーが夜中に汽笛を鳴らして配達をしたと勘違いしたハット卿。ケイトリンは自分のせいだとちゃんと反省。いい子だ。

橋の修理も終わり、お客が待っていることを聞いて機関庫を出発。ソドー島と本土ってこんなに近いんですか。橋が降りても寝たまま。一夜漬けだもんね。そこへコナーが来て「起きろよケイトリン!」と声をかける。心臓に悪い(笑)

で、起きて本土へお客を届け、ここで物語は終了。初めてクリップを見たときは酷い回なのではないかと心配になりましたがそんなことはなく、面白かったですね。

夜中は静かにしましょうね。

 

 

総合評価:8.5/10

 

次回はスタフォードが主役の「Steamie Stafford」。ちょっとイタイ回ですw

 

では。