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喋りたがりの きかんしゃトーマスオタクによる雑記

きかんしゃトーマス 第17シーズンレビュー 8

※この記事にはネタバレが含まれています。

 

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S17 E08 「Luke's New Friend」 (ルークのあたらしいともだち)

脚本:デイビー・ムーア

あらすじ:採石場で小鹿を見つけたルークは、皆を静かに働かせようとするが…

【高評価点】

・ちゃんとダイナマイトを使ってるのが採石場らしくてナイス。

・心温まるお話。

 

【低評価点】

・採石場、すっきりしすぎかなぁ…。もう少しごちゃごちゃしてても良い。

・冒頭のオーエンがリフトを降ろすスピードが速すぎて乱暴に見える。尺の都合とはいえ…。

・ちょっと内容がベタ。

 

【その他、面白かった点や小ネタ】

・ルーク、TVシリーズ初登場。そして初主役。

・冒頭のBGMはDOTDメインテーマのアレンジ。
・レニアスとルークにランプ立ての棒とランプが追加。

・久しぶりにトーマスが全く出てこない回。こういうこうざん鉄道メインの話が欲しかったから嬉しい。因みに、CGシリーズではこれが初。

・BMQの貨車が変わっている。標準軌であろうが狭軌であろうが、無蓋車はほぼホッパー車に変更されている

・オーエンのいびきはうるさいことが判明。

・すぐに小鹿を手懐けるルークの機関士。

・メリックが石を釣り上げるシーン(2回目)で、BMQのパーツが切れ、背景が丸出しになっている(CGミス)

・ブルーマウンテンの採石場にゴミ処理場の作業員がいる。

・ピーター・サムの事故の音にびっくりしてリフトを急激に降ろしてしまうオーエン。

・ルークの列車に何故か標準軌のブレーキ車がつけられる(CGミス)。発車後は普通のこうざん鉄道のブレーキ車に戻る。

・BMQの入り口の線路が三線軌条に変更されている。

・ルークを慰める彼の機関士。

 

 

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ルーク。 

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小鹿ちゃん。かわいい。

 

 

【感想】

はい、きましたー。ルーク、TVシリーズに初登場、そして主役回! 今回はこうざん鉄道がメイン。そしてなんと、久しぶりに主人公のトーマスがお話に出てきません!こういう話をどんなに待ちわびたことか…。タイトルが「きかんしゃトーマス」なのにトーマスが全く出てこない回があってこそ本当の「きかんしゃトーマス」だと思ってます。何シーズンぶりでしょうか、こういうの。さて感想をダラダラ書いていきます。

舞台はブルーマウンテンの採石場。通称BMQ。DOTD(ディーゼル10の逆襲)のメインテーマのアレンジ曲と共にスタートします。相変わらずBMQで働くスカーロイ~ラスティ。オールド・ベイリーも居ます。そろそろスカーロイたちのの旅客列車も見たいなぁ。S16でチラッと写ってたぐらいですよね。今頃デューク、ダンカン、バートラム、フレディ、マイティマックは客車を牽いてるんだろう。あとラスティの線路修理とかもまた見たい。

しかしなんだ、トラックやらドラム缶やらが散らばってない為かすっげえコレジャナイ感がする。すっきりしすぎ。もっと散らかしていいのよ?アーク・プロダクションさん。そしてドカーン!!うおお、ビックリ!ちゃんと劇中でダイナマイトを使用してるのは良い点。これぞ採石場だ。そして平然と走るサー・ハンデル。慣れてるんだろうね。地響きもすごぉい。

そういえば貨車変わりましたね。赤と緑のカラフルのじゃないし、BMQのロゴも描かれてない。現実的。いきなり変わられるとついて行けねぇ。珍しく黄色い貨車も追加されました。

そしてオーエン。見た目は変わってないなぁ。でもリフトを降ろすスピードめっちゃ速くないか?もうちとゆっくりでもいいと思うが…。そしてなぜか左のリフトを降ろすオーエン。あれ?

相変わらずスカーロイたちは訛ってて台詞が聞き取りづらい…。レニアスとルークは競争中の様子。ルークが自信もってここで働けるのもトーマスのおかげだと思うと涙が…。本当に恵まれてるな、ルーク。しかしよくあんなに遠く離れた場所から会話ができるなぁと。突然レニアスは何かを見つけて急ブレーキ。ここのシーン、BMMを彷彿させるけどストイック。

何とレニアスの線路には小鹿が。なんて場違いな(笑) レニアスはあの動物が鹿だという事が分からなかった様子。長い間採石場で働いていたせいだろうか。レニアスとルークは知らないのにラスティとサー・ハンデルは知ってるという。相変わらずハンデルも長(おさ)ポジっみたい…。スカーロイはBMMのまま、長老ポジで良かったけど。

スカーロイに「今日の仕事は終わり」と言われ、夜も更け機関車達は機関庫へ帰るが、ルークだけは違った。小鹿に興味津々のようだ。そして小鹿を見つけるルーク。友達になりたいようだ。あーなんかS15の「パーシーのあたらしいともだち」思い出したーけど、大きな音を出して追うパーシーとは違って静かに立ち止まって小声で話しかけるルーク。トンネルの中に隠れていた頃の経験のおかげでしょうか。流石だわ。ルークに近づく小鹿。そこにオーエンのでっかいいびき。この野郎、落書したくなるような顔で寝やがって。案の定、小鹿は逃げてしまう。ルークは残念そうにするが、そのままトンネルの前でぐっすり眠る。

やがて朝になり、ルークは起床。機関室を見るとそこにはあの小鹿が眠っている。う~ん、可愛い!!!ルーク優しいからね、すぐになついちゃった様子。なんとなくS3の「ドナルドのあひる」を思い出させます。

ルークは小鹿をびっくりさせないよう静かに採石場を走る。でも採石場はいろんな機械の音でいっぱい。パクストンの警笛、オーエンのリフトの動く音、石を切る鋸の音、ラスティの走行音、メリックが石をつり上げる音、ピーター・サムの停車音、そしてダイナマイトの爆発音。驚いた小鹿はルークの機関室から飛び出し、オーエンのリフトに乗ってしまう。幸いにもオーエンは小鹿に気付き、静かな音でゆっくりリフトを降ろす。オーエンは気を遣って静かに働くよう心掛ける。それがきっかけでルークは皆に静かに働くよう注意を呼び掛ける。

でも、静かに働くという事は注意深くゆっくり動かないといけない。それじゃあ仕事は遅れて役に立ってるとはとても言えないし、働き者にも見えない。ルークは満足だったけど、皆は不満そうだ。用心深く走らなければならない。そして問題が起きた。良く後ろを見ていなかったピーター・サムはラスティの貨車に激突、メリックの石は落ち、オーエンはびっくりしてリフトをドスンと落としてし、小鹿はまたもや驚いて逃亡。オーエン流石にびっくりしすぎじゃない?でもよくリフトの上の貨車が吹っ飛ばなかったなぁ…と。すっげえスピードでリフトが降りたもんだから…。

レニアス達は採石場で鹿の世話をするのは無理だと断言。そりゃそうだ。でも小鹿が心配なルーク。そこでスカーロイは自分の石材と共にウルフスティード城庭(公園)へ運んでいくのはどうだろうと提案。それなら小鹿の世話をしながら役に立つ仕事も可能だ。

早速スカーロイが運搬予定だった石材の貨車をルークにつなぎ…ってちょっと待てオイ!ブレーキ車が標準軌じゃないか!狭軌の線路からはみ出てるぞ…!Σ(°Д°;) CGミスでした。出発した直後、突然標準軌のブレーキ車が狭軌のブレーキ車に変わるという。スクラフ回にもこんなことがありましたね。しかしアークは目立ったミスが多いなぁ…、何で直さないんだろう。 

さてさて、あんまり素人がCGミスに触れちゃいけませんよね。ルークは小鹿を連れてウルフスティード城庭の公園へと向かいます。

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うわぁ…綺麗!!採石場とは大違いで静かで明るい。ルークが大草原の中を走る光景はなんとも新鮮。こういうところで昼寝したいですねぇ。

そこでルークと小鹿は一匹の鹿を発見。突如小鹿は機関室をまたもや飛び出してその鹿めがけて駆ける。ルークびっくり。

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どうやらその鹿は、小鹿の親だったようだ。親との再会か…グスッ

ルークは「Oh, I see.」と察して親子を見守ります。変に粘着しないのは良い点。小鹿が何度もルークを振り向く姿を見てると、なんだか泣けてくる。でも再会できて本当によかったね。

ルークも寂しそう。機関士が彼を慰めるシーンにほっこり(´ω`*) 機関士も優しい人なんだろうなぁ、小鹿をすぐ手懐けちゃったくらいだもの。

ルークは機嫌を取り戻して採石場に戻り、いつものように働くのでした。

 

うん、良い話だった。けどちょっとベタな展開かなと。トーマスでもこういう話をやってしまうのかよと。そう思いました。デイビー・ムーアさん、チャギントンの脚本も務めていることもあってかファンタジー系のお話が主流のようですね。それは関係ないか? まあ動物を森から自分の機関庫までお持ち帰りするあの話よりはマシでしょうか。

そして思った。これは"次回の伏線"だろうな、と。

 

 

総合評価:5/10

 

 

さて、次回はルークとミリーが主役の「The Switch」です。KOTRから初登場するミリーとロバート・ノランビー伯爵がいよいよTVシリーズに初登場です。名前の通り仕事を交換するお話。僕が一番楽しみにしてた回でもあります。早く見たい!

 

では。