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喋りたがりの きかんしゃトーマスオタクによる雑記

きかんしゃトーマス 第17シーズンレビュー 15

※この記事にはネタバレが含まれてるです。

 

 

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S17 E15 「Bill or Ben?」 (ビルかな? ベンかな?)

脚本:アンドリュー・ブレナー

内容:ビルとベンは初対面のコナーに「自分は最速の機関車だ」と騙し、悪戯を仕掛ける。

【高評価点】

・ビルとベン、S7「ビルとベンとファーガス」以来の悪戯

・ビルの煙突をどアップで写すシーンの煙突の汚れ加減と陽炎っぽくなっているところがリアル。

 

【低評価点】

・S2「ふたごのビルとベン」のようにネームプレートを外してから悪戯してほしかった。(でも、ネームプレートが見づらくなってるので必要は無かったり?)

 

【その他、面白かった点や小ネタ】

・原作はアンドリュー・ブレナー執筆のマガジンストーリー、「Diesel's Race」。

・ジョナサンVS.ジョナサン(声優的な意味で)。

・S7「ビルとベンとファーガス」以来久々の主役のビルとベン。

・コナーに"競争にしか目が無い自惚れ屋"という偏見を持つビルとベン。

・トーマス曰く、コナーはフレンドリーな性格。

・一度気に入らない相手を見つけたら誰が何といおうと悪戯を仕掛けようとするビルとベン。

・トンネルの中でもランプをつけないビルとベン。何のためのランプだ。

・双子であることを利用して相手を騙すやり取りはS2「ふたごのビルとベン」を彷彿とさせる。

悪戯に賛成したときのベンの顔が模型時代のビルっぽくていい。

・終始ゲス顔のビル。

・容赦しないコナー。そりゃ客車もひいてるしね。

・大人っぽさは見せつつも、少しスペンサーみたいなコナー。影では少し小馬鹿にしているようだ。

・レース前、表情で会話するベンとコナー。

・通り過ぎていくビルをちゃんと見ようとして、赤信号を通り過ぎてしまうコナー。

・ヘンリーに衝突しそうになるコナー。そしてとまろうとしないヘンリー。

・ヘンリーのブレーキ車がオレンジ色の大きいものから、白色の小さいものになってるシーンがある(CGミス)。

・神出鬼没なハット卿乗りウィンストン。

・台詞はおろか、顔すら写らないウィンストン。

・ハット卿の目の前で種明かししてしまうビルとベン。

・ハット卿に叱られてるビルとベンを見て「ざまぁ」と言わんばかりの表情を見せるコナー。

・ニヤニヤしたビクターと、青いペンキを持って待機する作業員。

・ビルには騙されないビクター。

・ジェームスやスクラフとは違い、塗装を削らずそのままペンキを塗る作業員。

・もう悪戯させまいとハット卿の罰でまるでウィルバートのように青色にされるビル。

・ビクターの居ない時を見計らってケビンを騙そうとするベン。

・弱みを握られるケビン。

・コナーだけでなくケビンも騙すベン。

・誰にもビルとベンを止められないようだ。

・ビルの「バ~イバ~イ」が可愛い。

・最後にどっちも青に塗られた事を知らないコナーを騙そうとする諦めきれないビルとベン。

・序盤と展開が同じなためか、視聴者に想像させる終わり方。

 

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 青いビルとベン。原作のドナルドとダグラスや、ウィルバートを彷彿とさせられる姿。

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ヘンリーのトンネルって真上から見るとこうなってたんだ…。道路が見えます。

 

 

【感想】

 ブレナー執筆作品キター!ビルとベン主役回と言ったらもうアンドリュー・ブレナーの仕業だろうと思いましたよ。予想あたってた!ブレナー氏と言えば大好きなキャラがビルとベン、ジェームスとトビーのコンビだから予想ついてました。そして一番楽しみにしていた回の一つです。ほんじゃ早速。

 

物語はビルとベンの紹介から始まる。前回脇役(キーパーソン)で、後に主役回を入れるっていう再登場の仕方はなかなか好きです。特に久々の登場のキャラはこうしたほうが馴染みやすいですし。CGシリーズ以降は顔を見ても見分けがつかない(というか、S6以降からあやふやになってきている)ので、ネームプレートと汽笛の音のみで見わけをつけられるようで。ネームプレートにズームイン!前回僕、ダークグリーンとか言ってましたけどどうやら銅のようです。緑に見えただけ。しかし見づらいネームプレートだ…w 遠目で見たら本当に分かんないよw 因みに汽笛の音で見分ける場合は、高い音の方がビル、低い音の方がベンです。これは初期同様ですね。(S6以降の模型時代を除く)。

ある日、ビルとベンが貨車を運んでいると、目の前を速くて巨大な機関車が通って行った。コナーだ。ようやくTVシリーズでも強調される回が来ましたね。コナー単独での主役回も見てみたい気もしますが。ビルとベンは未だコナーとの認識はない様子。そりゃKOTRに登場しなかったもんね君たち。

その後、給水中のトーマスに先ほど通って行った巨大な機関車の事を質問するビル。一発でコナーと当てるトーマス。「青い」というワードが無かったからケイトリンという名前が出てもおかしくないんですが…まぁ良しとしましょう。コナーに競争にしか目がなさそうな自惚れ屋という偏見を持つビルとベン。トーマスは「コナーは友好的だよ」と説明するが、それを聞こうとせず走り出すビルとベン。一度気に入らない相手を見つけたら、誰が何といおうと潰しにかかる子の双子。なんて理不尽な。まあそこがビルとベンらしくていいんですが(´v`*)

ヘンリーのトンネルを潜り抜けていく蜜蜂双子。せっかくのランプなのにつけない双子。ランプの意味ェ(笑) そこへ大きな汽笛を上げて挨拶をし、走り抜けるコナー。びっくりしたじゃないか!!しかしこのビルの煙突付近から見るアングルは素敵だ。煙突の汚れ加減や、陽炎になっているところとか細かくて感動。そして真上から見るヘンリーのトンネルのシーンもなかなか…。そういえばここらへんに信号所無かったっけ? 挨拶をしたコナーを見て、悪戯を仕掛けようとする双子。理不尽だが、久々の悪戯キター!これこそビルとベンですよ!S9~12のビルとベンも可愛げがあって好きですけどね(笑)

 

またソドー島にやってきたコナー。ビルが信号の前で待ち伏せ。コナーを"Speedy Wheels"と呼び、アルフスティード城まで競争しようと提案。巨大な流線型機関車に小さなタンク機関車相手じゃ不公平じゃないかと聞くコナー。少し見下してる感が。でも結局ビルのちょっと挑発的な誘いに途惑いつつも乗る大人なコナー。信号が青に切り替わり、威勢よくスタートする2台。子供の小さなタンク機関車と言えど、容赦しないコナー。しかし、ビルは本気を出さずそのままゆっくりと進む。そして何か企んでるうような顔をしながら何も知らないコナーを見送る。何だこのゲス顔wwwww

一方のコナーは余裕でアルフスティード城への道を走っていく。スタートからわずか数秒で「なんて馬鹿な機関車だろう、速くて今どきの流線型機関車の僕に勝てるわけがないのに…w」とまるでスペンサーのように見下した発言を陰でするコナー。どうしたコナーw やっぱりビルとベンの見立ては間違ってなかったということだろうか…w

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余裕で勝ち誇った表情で走っていくコナー。うひょー、この景色最高!!ソドー島は美しい景色が多くていいなぁ。

コナーがアルフスティード城に辿り着いた時、彼の表情は激変。なんと、もう既にビルが方向転換した状態でプラットフォームで待ちくたびれているではないか。そう、彼らの悪戯は双子であることを利用して初対面の相手を圧倒させる作戦。つまりここにいるのはベン。流石ですね、このやり方はS2「ふたごのビルとベン」と粗似たやり方ですが、ネームプレート外してないのね…。外してほしかった。唖然とするコナー。しかし卑怯な双子だ。コナーは正々堂々と勝負してるのにこいつらときたらw もう一度競争しようと誘いをかけるベン(コナーから見ればビル)に、何かおかしいなと考えつつも本気になって乗るコナー。

 

早速位置につくベンとコナー。挑発的な表情と真剣な表情で会話する2台。イイネこういう表情会話w 車掌が笛を吹き、競争が始まる。でも今度もベンはちゃんと走ろうとせず、その場で立ち止まって何も知らないコナーを見送るベン。

思わず本気になってしまうコナー。今度は余裕の表情は見せず、追い越すビルをちゃんとこの目で確かめようと隣の線路をじっと見つめる。しかしそのせいで手前の赤信号を見ることが出来ず通り過ぎてしまった。しかもその先には貨物列車を牽いているヘンリーが!あぶなああああああああああああああい!!!

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…と、こんなギリギリのところで急停止するコナー。こうやって分岐点でギリギリの回避するの好きよね、アークは。しかしこの位置だったらヘンリーの機関士も逃げてもおかしくないレベルだし、あんなにスピード出してたならぶつかっても不思議ではない。いっそ衝突しても良かったのよ?(ダメです

そこへハット卿がウィンストンに乗ってやってきた。前々から思ってたけどこの人神出鬼没すぎるw 「本土ではどうやってるか知らんが…ry」ケイトリン回でも同じ台詞言ってましたね。赤信号についても細かく説教するハット卿。前のシーズンと違って何が何でもどうがこうでも事故は一切起こしたくないんだろうな。コナーが理由を話そうとすると、ビッカーズタウン橋の方からビルが。コナーが「!?」状態になっていると、アルフスティード城方面からベンが。ここでようやくビルには双子の兄弟がいたことを知るコナー。驚くよねぇ。でもハット卿の前で種明かしするのは甘いな。怒るコナーを察し、もうこれ以上悪戯はさせまいと、ハット卿はビルを工場送りにする。そして「ざまぁ」と言わんばかりの表情で双子を見つめるコナー。コナーってこんなにウザキャラだっけw まあビルとベンの方がよっぽどですけどw

 

ハット卿は罰としてビルとベンとの見分けがつきやすいように、ビルを青色に変えるようビクターに頼んだようだ。そういえばジェームスを罰として青色に塗り替えようとしたことがあったっけ。ビクターと整備士がにやにやしながらビルを待っていました。ビルはビクターを騙そうと「僕はベンだよ」とうそをつくが、そう簡単に騙されないビクター。ビルの弱みを握り、結局青色に塗ることに。

そして、綺麗に青色に塗られてしまったビル。これじゃまるで原作に出てきたウィルバートだ。(機関車自体は違うが)。たしかにこれならバッシュとダッシュのように見分けがつきやすい。ベンは黄色いままだからウィルバートと16モドキの完成だな(笑) ベンはその姿を見て笑うが、見た目が全く異なるのも嫌だし、簡単に悪戯が出来なくなるのも嫌だった。その時、ベンはあるアイディアを思い付いたようだ。

次の朝、今度はベンが整備工場にやってきた。ネームプレートを外し、ビクターが不在の時をねらってケビンを騙そうという。自分はビルだと嘘をつき、青に塗装を変えてくれとケビンにお願い。ケビンは疑わしそうにするも、ベンに弱みを握られ、結局青に塗ることに。

のちにビルもやってきて、青い蜜蜂双子が揃う。これじゃあウィルバートが2台…というより、ウィルバートと16…でもなく、原作の青に塗られたドナルドとダグラスみたいw ビクターが帰ってきてケビンを叱るも、もう時すでに遅し。とうの昔に騙されて全部塗り替えてしまいました。整備士も整備士であほだ(笑) これで気持ち良く悪戯ができると、喜んで整備工場を飛び出していく双子。もうこいつらを止められる奴はおらんのか(笑)

青い色のまま元気に走り続ける双子のビルとベン。彼らの目の前には赤信号で止まっているコナー。また悪戯を思い付く諦めきれない彼ら。ベンは整備工場で待機し、ビルはコナーに競争を申し込む。勿論、ベンまでもが青に塗られたなんてことは知らないコナーはとりあえず話に乗り、余裕の表情で整備工場へ走っていく。その何も知らないコナーをゲス顔で見送るビルでした。

そしてこの視聴者に後の展開を想像させるこの終わり方、ブレナーらしいというかなんというか。まあ序盤と同じで退屈するだろうからこういう〆にしたんでしょう。いい〆だと思います。僕はまた唖然とした後、ベンと一緒に大笑いして「やっぱり君たちにはかなわないや」みたいなことになると予想。

 

あ~面白かった!これもビルとベンらしい回ですごく良かったと思います。流石ブレナー氏。しかも彼らの悪戯も昔と比べて悪質になってて笑いましたわw あのまんま成長したという事でしょうか?(笑) ところでこの後は青から黄色に戻るのかな?

またエドワードやダック、メイビスらと絡んでほしい所です。出来ればボコも再登場してもらいたいけど、そういえば彼って元々貸出車両でしたね…。望みはあるのかないのか微妙(-ω-;)

 

 

 【日本語版について】

きんじつこーかい

 

 

総合評価:8.5/10

 

 

さて、次回はフリンが主役の「Too Many Fire Engine」です!

では。