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喋りたがりの きかんしゃトーマスオタクによる雑記

来年で75周年+第24シリーズ情報

 『きかんしゃトーマス』の原作『汽車のえほん』は2020年に出版75周年を迎えます。マテルのチームは75周年を全力で祝う為、新しいパートナーシップと契約を交わしたとのことです。

来年4月、ロンドンの百貨店"ハロッズ"とのパートナーシップを開始。店舗では限定のブランド商品が販売される模様。

2020年下半期からは、鉄道模型メーカーのBachmann(バックマン)が2年間のライセンス契約でブランドと協力し、トーマスの世界観と販売の域を拡張します。

このほか、パーティー用仮装会社のSmiffy's(スミッフィー)、カレンダーやグリーティングカード、そして日記などを扱うヨーロッパ一の出版社Danilo(ダニーロ)、文房具アクセサリーやポスター等を取り扱うPyramid International(ピラミッド・インターナショナル)など、玩具、出版、小売にまたがる多数の会社との契約を交わしました。

詳しくはこちらの記事を参照。

 

 バックマンは2002年からHO/OOゲージを、2009年からGゲージの『きかんしゃトーマス』の模型を現在にかけて製造・販売している会社です。2020年からはNゲージも発売される予定です。

 

 

TVシリーズ最新作情報】

 第24シリーズは2020年9月より英国で放送予定。新しいコンテンツスペシャルでは、新キャラクターやロケーションの紹介は勿論、有名なボイスタレントを通じて英国の伝統が織り込まれた物語を展開。

話数は第23シリーズと同様に短編が20話と、中編が3話の、全23話構成。中編、いわゆるTVスペシャルは、『The Royal Engine』『Marvellous Machinary』という題であることがTV Kids Guide 2019/2020で確認されています。(ソース)

また、TootallyThomasによるトラックマスターの新製品情報から、ダッチェス(Duchess)サニー(Sunny)と云う新キャラクターの名前も確認できます。(ソース)

 

 英国の伝統ということは、いよいよイギリス(メインランド)編をやるのでしょうか。Royal Engineという響きから私は英国の王立お召列車を連想させられました。もしメインランドを掘り下げるつもりなら、フライング・スコッツマンを始めとした本土のなかまたちや、セオ達製鋼所の補完がったらいいなーと思います。有名なボイスタレントと、"凄い機械"というのも気になりますね。

 

 

【ヘッドライターの変更】

 第17シリーズから第23シリーズまで8年に渡ってヘッドライターを務めたアンドリュー・ブレナー氏が、他の脚本業に勤しむため2018年8月にヘッドライターを降板しました。

これに伴い、第24シリーズからは、デビッド・ストーテン氏が後任を務めます。ストーテンはアーク・プロダクションのクリエイティブ開発リーダーとして2011年からアークが破産申請を出すに至るまで取り組んだ人です。彼はまた、『SLOTLT』から『BWBA』までの長編作品と、第18シリーズと第19シリーズの一部のエピソードの監督でした。

実は先駆けて第23シリーズ『Steam Team to the Rescue!』から既にヘッドライターとして取り組んでいます。*1

 

 原作設定に理解のあるブレナーが制作チームを離れるのは寂しいですが、なじみ深くて信頼できるスタッフがヘッドになって良かったなぁと心から思います。この先脚本を書くのかどうかはわかりませんが、ちょっと楽しみです。

 

 

【日本では】

 日本では、一足遅れて2020年春に第23シリーズ各22分の中編を、『チャオ!とんでうたってディスカバリー!!』という題で、短編集と云う位置づけで抱合せた映画が劇場公開されます。恐らく映画と同じ時期に第23シリーズ短編の放送も開始されると思われます。

 

 

75周年もめいっぱい盛り上がりそうですね。来年の展開が楽しみです。

では。

*1:恐らくこの話はブレナーが降りた後に創られたか、その時にクレジットを制作したのだと思われます。