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喋りたがりの きかんしゃトーマスオタクによる雑記

第24シリーズの新舞台はイギリス?

 今回は、ほぼ毎年発売されている2本のエピソードを表裏で一体化した絵本からの情報になります。

前回のニュースカテゴリで伝えた『The Royal Engine』『Marvelous Machinery』のプロモーション画像が明らかになったので、それを紹介します。(リンク)

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©Mattel

 前にも言ったように、この2つのタイトルは、第23シリーズの『Steam Team to the Rescue!』『All Tracks Lead to Rome』『Mines of Mystery』の3つのTVスペシャル(日本では3本を纏めて1本の映画として4月3日に劇場公開予定)と同等の扱いである、各22分のスペシャルエピソードです。イタリア編みたく、どちらかが2本分、或いはこの2つで一本であると考えられます。

 

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©Mattel

『The Royal Engine』のプロモーション画像はWorld Screenで先に公開されました。リンク先には『Marvelous Machinery』の物と思われるあらすじが掲載されています。後者の方にはルース(Ruth)という新たな仲間が登場しトーマスとのテクノロジー的な冒険に加わります。

原作出版から75周年を迎える今年2020年にトーマスが訪れる国は、なんとイギリス本島即ちメインランドです*1。王室のお祝いや、英国の伝統を匂わせる作品となっているようですし、記念作品としては、原点回帰の70周年の時とはまた別の、最高の瞬間を迎える事だろうと思うのでワクワクしています。

 

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©Mattel

『The Royal Engine』の華を飾る新キャラクターは"ダッチェス(Duchess)"*2*3です。

ダッチェスというと、大方のトーマスファン及び英国鉄ファンは、原作35巻に登場したダッチェス・オブ・ハミルトンを連想させるだろうと思います。TTTE Wikiaもそうと判断してハミルトンと呼んでいます。

でも、このダッチェスと、ダッチェス・オブ・ハミルトンは別物だと私個人としては思います。全体像はまだハッキリしていませんが、何よりデフレクター(除煙板)と台枠の形は、LMS Royal Scotクラスが近く、ハミルトンのデザインと合致しないからです。

きっとRoyal繋がりで選択したのでしょうね。でも、なんで英国車両なのにバッファビーム黒いんだろう…

彼女がどのような役割で登場するのか、気になります。

 

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©Mattel

 もう一つ驚くべきことは『Marvelous Machinery』の華を飾る新キャラクターが日本の鉄道車両だということです。はい、ヨークのイギリス国立鉄道博物館にも展示されているあの0系新幹線です。こちらはまだ名前は判りません。

遂に『きかんしゃトーマス』シリーズに出ちゃいますよ、新幹線電車が!

デザインは殆どそのままですね。ラインが消えて車体色が銀色になっていることぐらい。フロントに緩衝器が無くてホッとしたのは私だけではないはず。後部にパンタグラフが付いていることを考えると、イギリス国立鉄道博物館の展示物を基にモデリングされている事が窺えます。

 

 こうなると、トーマスが今期新たに訪れるもう一つの国は日本という事になるのでしょうか。背景のテント流用や謎の大車輪を見るに英国かソドー島で開かれる博覧会的な行事に彼らが招かれたとも考えられますが、実際の所どうなのでしょうね。

"凄いマシーン"の一つとして子供たちに人気がありそうなロボットや宙飛ぶ車など近未来的な代物が登場していたり、新幹線の運転室でナゾの鞄を持った悪人面の2人の男を見るに、愉快な展開が予想できます。

 

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©Mattel / 第19シリーズより

とにかく、もし近いうちに日本が舞台になるのなら、やっとここにきて『伝説の英雄』の台詞の布石が11年越しに回収される事になります。そうなら激アツです。

「いつか "あなたの所"に 行きます」

"あなたの所"は、日本の機関車ヒロの故郷の事です。実はヒロって第13シリーズから毎回姿を見せていたのですが、第20シリーズ『サンタクロースへのてがみ』と、長編『とびだせ! 友情の大冒険』を境に一切登場しなくなりました。メインランドの業務から、故郷へ戻ったのかな。BWBAシリーズの日本編でまた登場するといいですね。

 

『The Royal Engine』の事もありますので、国立鉄道博物館絡みとして0系新幹線が出るという可能性も浮かび上がるわけですが、仮に日本が舞台でなかったとしても、トーマスの75周年記念にイギリスの王室行事と日本の新幹線が出るという事実には、なんかこう、グッと来るものがあります。東京オリンピックもあるし。

なお、この2作品は日本では恐らく2021年に映画として劇場公開されることだろうと思います。その時は75周年という肩書きではなくなってしまうかもしれませんが、まあ、トーマスが日本と関与するところをもう一度劇場で観ることが出来るのは、ちょっと嬉しいですね。

では、また。

*1:決定打を裏付ける証拠として、制作チームのパーティにてトーマスとハット卿がロンドンを訪れるプロモが公開されています。

*2:公爵夫人を表す名前。

*3:名前は高解像度の画像で視認可能。