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喋りたがりの きかんしゃトーマスオタクによる雑記

The Royal Engineの予告編を観ての感想とか情報とか

 第24シリーズのエピソードを収録した、2020年5月4日に英国で発売予定のDVD「The Royal Engine」の予告編が公開されました。

 

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©Mattel

 招待状が届いたトーマスとトップハム・ハット卿がイギリス本土(メインランド)ロンドンに向けてソドー島を発つ物語の様です。

 第23シリーズの『All Tracks Lead to Rome』『Mines of Mystery』『Steam Team to the Rescue!』と同様の、本編22分前後の中編です。同じくTVスペシャルのような位置づけの物となっていますが、恐らく日本では来年の春に他の2つのスペシャルと一緒に劇場公開されそうですね。

前期のDVD「Digs & Discoveries」ように2本続けた内容であるかどうかは今のところは判りませんし、あらすじも2月29日現在どのような物かはわかりませんが、私個人が気になったところの感想と、予想を[My thoughts]として並べていきます。

また、詳しい情報が入り次第、随時記事を更新していきます。

 

 

【新キャラクター】

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©Mattel

●ダッチェス (Duchess)

 イギリス本土で働く女の子のテンダー機関車。ロンドンへ急いで向かう途中でトーマスと出逢う。

 

[My thoughts]

 はい、私の予想通りダッチェス・オブ・ハミルトンとは全く別の機関車でしたね。マーリンともよく似ていますが、彼女の場合、王室の機関車っぽいシックなクリーム色で塗装されているように見えます。

 モデルになっている機関車はLMSプリンセス・ロイヤル・クラスか、LMSプリンセス・コロネーション・クラスのようですが、デフレクターと踏み板はLMSロイヤル・スコット・クラスによく似ていて、炭水車はフライング・スコッツマンと同じLNERのコリドーとなっています。

なんだかゴードンやパーシーみたいに色々混ざったデザインですね。色んな所で改造を受けたのかな。

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 急いでいて水たまりの泥をはねて意図せずトーマスにかけたり、石炭を積むためかトーマスを客車ごと石炭ホッパーの下へ押してしまう等、そそっかしさが目立ちますね。ここからどうやってトーマスと仲良くなるのかが気になります。

 

 

【再登場キャラクター】

 舞台がイギリス本土という事もあって、以前の長編作品等に出たキャラクターも登場するようです。

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©Mattel

●ベレスフォード (Beresford)

声: コリン・マクファーレン

 イギリス本土の運河で働く門型ガントリークレーン。自分を門番だと思い込んでおり、通り過ぎる機関車を止めては質問するのが好き。かなりの寂しがり屋で、世界を見て回りたいと思っているので出来るだけ多くの情報を集めたいとしている。

長編『とびだせ! 友情の大冒険』(2017-2018)以来の登場。

 

[My thoughts]

 これまた予想通り、遂に『JBS』キャラクターが短編(正確には中編だが)に登場と云う事でテンション爆上がりです(笑) 『JBS』でトーマスに咎められたのにまた危険な吊り上げ方をしているのを見るに再会が相当嬉しかったのでしょうか。あぶねえな。

ベレスフォードは不器用で友達作りがへたっぴですが、頼まれれば友達の為に全力を尽くすという素晴らしいキャラクターですので、是非掘り下げをしてほしいところです。製鋼所の機関車達も今期出てくるといいなぁ。

 

 

【本作の舞台】

 先ほども言ったように、本作の舞台となるのはイギリス本土即ちメインランドです。

トーマスは前にもメインランドを旅した事が何度かありました。

●S4『トーマスととくべつなてがみ』ではアニーとクララベルや他の7台の蒸気機関車と共にロンドンの大会場を目指しました。

●『走れ! 世界の仲間達』ではグレート・レイルウェイ・ショーの会場へ走って行き、

●『とびだせ! 友情の大冒険』ではブリドリントンを目指そうと、遠く離れた実験場と製鋼所に迷い込みました。

●S21ではカーリーを運ぶためにエドワードと共に工場へ出向いています。

TVシリーズの時系列に入っていないかもしれませんが、原作34巻(1991年発行)では、トーマス一台でヨークの国立博物館に訪問しました。

なので、トーマスがメインランドを走るのは初めてではありませんが、そもそも彼はロンドン近郊の町、ブライトン工場出身ですので、実質里帰りのようなものです。

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©Mattel

 物語の最終地点となるのでしょうか、ロンドンの駅です。思いっきりヴィカーズタウンの流用ですが

昔の鉄道間の競争によって、ロンドンには地下鉄を含む18か所のターミナル鉄道駅が存在し、東京みたいに一ヶ所に纏まっていません。この為、"ロンドン駅"と呼ばれるものはイギリスのロンドンには存在しません*1

行先=線路によっては駅が異なるというのは原作12巻『ゆうめいになったゴードン』で描写されていますので、ソドー島からそのまま走った場合はセント・パンクラス駅に辿り着きますし、ダッチェスがLMS所属ならユーストン駅に着くはずです。

さて、本作に登場する駅は具体的にどの駅なのでしょうね。他の世界編みたいに明かされないかもしれませんが。

 

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©Mattel

 ベレスフォードのいる運河が出てきたように、これまでも見てきたロケーションも出てくるようです。例えば、ここは『友情の大冒険/JBS』で、トーマスがいたずら貨車たちと話す場面の橋ですね。

 

 

【その他気になった場面】

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©Mattel

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 パーシーが郵便列車を牽いて疾走する場面では、バルジーや長編でお馴染み*2ウィルバート・オードリー牧師の姿が確認できます。牧師もそうですが、バルジーがこれからも続投となるのは感慨深いものがありますね。

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©Mattel

 トーマスがソドー島を発つ場面では、親友のパーシーと、本線組のゴードンとレベッカの他に、恐らく皆さんが気になっているであろうエドワードとヘンリーの姿も確認できます。やっぱり彼らが居ないとね。

ジェームス、エミリー、ニアは別件でお仕事中でしょうかね。それとも隠れているだけかしら。

 

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©Mattel

 ダッチェスに押されて石炭を被るトーマス。

左に見える赤い機関車は恐らくブリドリントンのディーゼル機関車と思われます。

 

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©Mattel

 水色の服を身にまとい、勲章を受け取ったこのお方はエリザベス女王2世でしょうか?

もしそうなら、シリーズでは初のアップでの顔出しになりますが…!

 

※S4『じょおうへいかがやってくる』では遠景でのみお顔が確認できます。また、第23シリーズのスティームチーム紹介映像『Meet Gordon』では、お顔が完全に隠れた状態で登場しました。

 

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©Mattel

 機関助士のボブの身に何が?

ピンチを切り抜けるためにトップハム・ハット卿が帽子と背広を脱いで久しぶりに機関助士として活躍するようです。

S5『ハットきょうふじんのたんじょうび』を彷彿とさせられる風貌ですが、彼はもともとNWRの技術者を担っていたので違和感はありません。

 

 

 さて、とりあえずはこんなところでしょうか。25日の記事でも触れたように、DVDが5月4日に英国で発売されるのと同月に米Netflixにて第24シリーズの独占配信が行われます。日に日に新シリーズが近づいているのを実感して、胸の鼓動が高鳴っています(笑)

盛大な祝福と一緒に、色々進展があるといいなぁ。

では。

 

※この記事に添付したスクリーンショット著作権は全て©Mattelに帰属します。

*1:カナダには有ります。

*2:前作の中編では出てきませんでしたが。