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喋りたがりの きかんしゃトーマスオタクによる雑記

All Engines Go 第2シリーズまもなく出発進行? +見逃せない絵本

 どうもお久しぶりです。多忙で近頃ブログを全く更新できていないぜるさんです('ω')

レビューも全く追いついていなければ予定していたものも投稿できていない有り様である傍ら、トーマスシリーズは日々進んでいますのでご安心を(?)。

今週でアメリカのCNで放送されている『Thomas and Friends: All Engines Go』の第1シリーズも早いもので第50話を迎えました。毎週月曜日または火曜日に1話ずつ、ここまで年末年始を除いて連続で放送されています。7月5日で全52話が放送されることになります。なお、既にカナダとオーストラリアではいち早く第1シリーズ全話の放送ならびに配信が完了しています。

Netflixで分割して配信されたこともあって、当初は全52話を26話ずつ区切ってシーズンを呼び分けるのかなと思いきや、2022年5月5日の配信では更に27話〜39話までと更に分割されており、どうもシーズンの区切りとは関係ないようですね。番組表でもずっと"第1シリーズ●●話"のままですし、WikipediaみたいにAパートBパートで分けられる訳でもありません。

 

 さて、既に発表されているAEGの第2シリーズの放送が待たれる訳ですが、ここ数日の情報解禁ラッシュに乗じて(?)トレイラーが公開されました。

 

ソース: https://vimeo.com/723499870

©︎Mattel

 ここからは、動画でわかったことを感想を交えて紹介します。ALL-NEW SEASONと称されるように、この映像で見られる全ての場面はまったく新しい第2シリーズのものです。俗にいう第26シリーズ扱いですがこの呼び方は意図的に地続きではないAEGには適切ではないと思います。

 

【新キャラクター】

©︎Mattel

 新たな仲間としてブレーキ車のブルーノ(Bruno)が紹介されています。2020年にカナと一緒に商標登録されていたので第1シリーズに登場すると思われていたキャラクターです。すでに玩具が先行販売されています。

従来のシリーズにもブレーキ車のキャラクターは、トードやブラッドフォードなどが存在していましたね。ブルーノはトーマスシリーズ史上初のカブースと呼ばれるアメリカの凸型のものがモデルとなっています。というか、AEGではブルーノのような形がブレーキ車として一般的っぽい描写があるんですけどね。

トーマス、パーシー、ニア、ディーゼル、カナ、カーリー、サンディーの7台が子供の車両として限定されていただけに、ブルーノも第8の子役=子供キャラっぽくて驚いています。

 

©︎Mattel

 ブレーキを効かせて止まる場面や、レースを前にはしゃぐなどの場面で、煙突から出る煙でイヤーディフェンダーを表しているのを見るに、私の予想ですが、もしかしたら聴覚に過敏な自閉症の人をモチーフにしているのかもしれません。耳そこなんだという野暮な発言はさておき。自閉症がモチーフといえば従来のシリーズにはセオが居ましたね。彼とはまた違ったアプローチなのかもしれません。既にお気に入りのキャラクターになりそうな予感がします(笑)

 

©︎Mattel

 映像の最後には、まだ名前はわかりませんが、緑色のガントリークレーンの新キャラクターが登場しています。形は言わずもがな、従来のシリーズで港のクレーンだったカーリーやカッシアと同型で、色を含めると、まるでクランキーとカーリーの合いの子のようです。

口元にはこれまたトーマスシリーズでは初のホクロが確認できます。カーリーが車両になった代わりに同型のクレーンが更に登場するとは…(笑)

背景的に場所はハーウィックの港かなと予想します。

 

 

【既存キャラクターの再登場】

©︎Mattel

 映像の中には、あの南インド出身のアシマの姿も確認できます。第1シリーズに登場したヨンバオに続いて彼女もソドー島にやってくるようです。タンク機関車としては初めての大人のキャラクターとして描かれているように見えます。スキフでさえ大人でしたもんね。果たしてどのような活躍をするのでしょうか。BWBAの解説役と違って面白いキャラクターになっていることを願います。

 

 また、映像には出演していませんが、マガジンにおいて遂にウィフの2Dアートワークが解禁され、第2シリーズに登場することが示唆されています。第1シリーズではコスト関係で出られず、トーマスたちに言及されるだけだったウィフの活躍にも期待です。

 

 

映像から紹介できるものは以上になります。放送日などの詳しい日程は不明ですが、例年通りなら9月からスタートすると思われます。

 

 

【長編第2作目について】

 『Race for the Sodor Cup』に次ぐAEGの長編第2弾の情報が、6月2日のAnimation Magazineでコーラス・エンターテインメントのアナウンスとして最後に紹介されています。詳細な公開日、発売日、内容は不明ですが、タイトルは『Mystery at Lookout Mountain』であることが判明しました。Lookout Mountain(直訳すると見晴らし山)とは、AEG第1シリーズ第15話以降、トーマス達ちびっこの"大冒険クラブ"第2の拠点としてたびたび出てくる、現在は使われていない駅や化石が埋まる仕掛けいっぱいの山のことです。

レースに続いて山の謎に迫るのも合計14作品*1行われたトーマスシリーズではお馴染みの展開ではありますが、どのような内容になっているのか気になりますね。こちらもおそらく、そう遠くないうちに予告トレイラーが公開されると考えられます。

 

 

【日本では?】

 まだ正式なプレスリリースはありませんが、少なくとも第1シリーズの放送が2022年内に、長編第1作『Race for the Sodor Cup』が2023年春に劇場公開されると思しき事を、6月20日日本経済新聞(※会員限定記事)が報じています(詳しい内容は当該記事を参照のこと)。

米国で2022年秋に第2シリーズが放送するとして、一足遅れて日本で第1シリーズが放送されるのであれば、早くて2023年の下半期くらいになると考えられます。なお、どのような放送形態で行われるかは不明なため、以上の事柄は完全に私の予想になります。

 

 

【最後に】

 最初は2D改めAEGに懐疑的だった私ですが、レビューにも記述した通り、段々と興味が湧いて今では純粋に楽しむようになりました。自分でもびっくりしています。第2シリーズはもちろんこと、日本での放送も楽しみでとても待ち遠しいです。

予定通り日本で全話放送後に第1シリーズの総合レビューを投稿しますが、その前に「52話を全部観てどうだったか」をネタバレ無しで紹介しようと考えています。個人的な話よりも、客観視した内容になっていると思います。

 

 また、2Dとは関係ないのですが、7月13日にはポプラ社から『トーマス、にっぽんへやってくる』という絵本が出版されます。

 こちらは、映画『おいでよ! 未来の発明ショー』のラストでケンジとヒロとお別れをした後、トーマス、ジェームス、パーシーの3台がヒロに会うために日本へ赴く後日譚を描いた、日本公式初の完全オリジナルストーリーとなっています。舞台は2014年から毎年Day Out with Thomasの一環としてコラボレーションしている大井川鐵道。大鉄でお馴染みの鉄道車両もヒロの友達として描かれるようです。

先の通り、日本公式によるオリジナルストーリーであるため、内容についてはわかりません。ただ、リンク先のサンプル画像の挿絵などを見るに、『汽車のえほん』ならではの失敗する展開が描かれていたり、牧師がタリスリン鉄道やブルーベル鉄道などの保存鉄道を題材にした作品のように、同じく保存鉄道の一つである大井川鐵道を舞台に選んでいることで、かなりの原作リスペクトが伺えます。

私としては今最も見逃せない一冊になっています。アナザーユニバースな2Dで当たり前のようにいるヒロとケンジに再会する前に、ぜひ、手に取りたい作品です。あわよくばレビューしたい。

 

 そんなわけで、AEG第2シリーズの予告動画紹介のつもりが、第24シリーズの後日譚を思わせる絵本にも触れてどっちが本筋なのかわからない記事になってしまいましたが、これがまさに今週のうちにポンポンと公開されていったトーマス情報でした。情報過多すぎる。

レビューは今後も行いつつ、長編作品の情報が出た時にまた記事を書きます。このワクワク感、個人的になんだか久しぶりのような気がします。

では。

*1:中編作品を除く