Z-KEN's Waste Dump

喋りたがりの きかんしゃトーマスオタクによる雑記

"Journey Beyond Sodor"の予告を見ての感想とか 9/12更新

※8/18更新内容: 各キャラクターの概要を加筆。

   8/22更新内容:ハリケーン、フランキー、ベレスフォードの概要を加筆。

  9/12更新内容:日本語吹替え版公式サイトのリンク追加。

 

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2017年発売予定のTTTE新長編作品『Journey Beyond Sodor』の予告編がとうとう公開となりました。何故例年より遅いのかというと、どうやら原作1巻『The Three Railway Engines』の発売日に合わせての公開を図ったようです。

▲UK版トレーラー

 

▲制作者コメンタリー&インタビュー映像(UK版)

 

 いやー、今年もなんだかすごいことになっていますね!

ここからは予告編の公開により判明した事実や気づいた点を纏めて紹介します。

 

【あらすじ】(若干ネタバレ注意!!)

 公式YouTubeの概要やインタビューの記事等に掲載された物語の内容を紹介します。直訳ですが翻訳させていただきました。

 

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 トーマスはソドー島における自分の重要性を証明することを強く決心して、ジェームスの貨車を持って島を飛び出し、広大なメインランドを往く旅に出る。

途中で彼は陽気で役に立つ3台の実験用機関車たちと友達になるが、間違った方向にターンしていつの間にか製鋼所の方へ走っていることに気付く。 地平線の先でまるで魔法のように光る製鋼所を見つけた彼は興味本位でその場に足を踏み入れる。

そこで彼はフランキーとハリケーンという謎の2台の機関車と出逢い歓迎される。しかしすぐに初対面時とは異なる態度に変貌した。

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トーマスがソドー島に戻ってくることは無かった。彼を捜す為にジェームスがメインランドに派遣されるも彼自身もまた製鋼所でトラブルに巻き込まれることになる。

果たしてトーマスと実験車両たちはこの窮地を脱出することが出来るのだろうか。そして無事にジェームスを救い出してソドー島へ帰ることが出来るのだろうか。

真の友情、大胆な脱出、勇ましい救出劇の冒険に出発だ!

 

 

 

【本作の時系列】

 第20シリーズと第21シリーズの間。SiFの情報によると、本作の新キャラクターであるハリケーンやマーリン、フランキーが第21シリーズにも登場するということが確認されています。

 

 

 

【新キャラクター】

 現時点で判明しているキャラクターの概要とモデル機の紹介、そして個人的な感想を添えて紹介します。キャラの概要についてはより明確な情報が入り次第、随時更新していく方針です。

モデル機の紹介はにわか知識ながら自主的に調べ、あえて詳細に書かせていただきました。ここ最近のシリーズは実機を知っておくとより一層楽しめるように思ったのが理由です。ちょっとごちゃごちゃしてますが、少しでも知っていただければと思います。

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●マーリン (Merlin) 声:ヒュー=ボネヴィル

 薄灰色のボディと三つの煙突が特徴的な急行旅客用大型テンダー式蒸気機関車。自信に溢れている年寄りだが、純粋な心を持ち、目を閉じれば姿を消せるというまるでスーパーヒーローのような能力が備わっていると信じ込んでいる。心温まる優しい性格で、迷子になったトーマスにソドー島に帰る道を探すのを手伝うと約束する。何も出来ないと言い張るセオやレキシーと異なり「試す事は出来る」という考えを持つ。また、Sodorを"Sonar"と発言したように単語の発音を間違えることもしばしば。

車体番号は「783」。

 

  [モデルになった機関車]

 サザン鉄道(SR)「キング・アーサー」クラス基いロンドン・アンド・サウス・ウェスタン鉄道(LSWR)「N15」クラス。ロバート=ユーリーが設計を手掛け、グラスゴーに所在するノース・ブリティッシュ・ロコモティヴにて1919年から1926年の間に全74台製造。マーリンはこの中で1925年8月に製造された783号機(30783号)がモデルとなっている。なお各機関車の名前は"アーサー王伝説"の登場人物に由来する。

LSWR及びSRにて急行旅客列車として運用。この型の機関車は英国鉄道初のデフレクターが装備された機関車としても知られており、783号は最初のデフレクター実験で煙突にエアスクープが取り付けられた。

また、第二次世界大戦では機関車のステルス実験が行われ、1940年11月には783号に"ストーブパイプ (stovepipe)"と呼ばれる3つの煙突が取り付けられた。これは煙突から蒸気と一緒にガスを素早く分散させて煙幕を作り上げ、敵の航空機の視認性を低減するための物。しかし実験の成果では今後の教訓以外得られず、後に二つに減らされるも、トンネルや橋の下にこびり付いた煤を舞い上げ激しい粉塵爆発を起こすなどして、僅か3ヵ月で取り外された

1955年1月22日、783号は同鉄道のクラス「H15」の30485号と衝突事故を起こす。原因は30485号の乗組員による信号の誤認。後に双方修理されたが「H15」は非難された。

そして783号は1961年に撤去された。「N15」クラスとしては同型の777号機『サー・ラミエル』のみグレート・セントラル鉄道にて動態保存されている。

 

  [感想と予想]

  ちょっぴり変人っぽいけど実験車両たちのリーダー格な雰囲気。やはり予想通りストーブパイプ(三本の煙突)は活用されるようですね。自身の姿を消せる信じ込んでいるという設定があるあたり、実機と同じようにあまり役に立たないんだろうなとは思いますが、ちょっとした活躍を見せてくれそうですね。

そして今回の大物俳優枠。ヒュー=ボネヴィル(Hugh Bonneville)さんが演じることになり、インタビュー映像や英紙などで大々的に取り上げられています。ボネヴィルと云えば映画『パディントン』のヘンリー役が記憶に新しいですね。(私は俳優に詳しくはありませんが…)。声質はキャラクターにとてもマッチしていますし、心なしか本人と顔がよく似ていますね。メディアのインタビューによると本当に偶然らしいですが。 

ボネヴィル氏によるインタビュー記事の詳細はこちらを参照

 

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●セオ (Theo) 声:ダレン=ボイド

 トラクション・エンジンを基調とした小さな歯車式ウェルタンク蒸気機関車自閉症。とても内気で用心深くぎこちないが、心優しく思いやりにあふれており、自身や友達が無事で平穏な生活を送れる事を常に望んでいる。実験場でトーマスと出会った後、ジェームスを救出する為マーリン達と共に嫌々製鋼所へ向かう。

ボイラー上部のピストンを稼働させてそれをフライホイールと車輪に隣接したいくつもの歯車に伝達することで車輪を動かして走行する。いつもスムーズに走れるというわけではなく、ピストンや歯車が詰まって部品が取れかかることもしばしば。

  

  [モデルになった機関車]

 正確には不明

だが、最も形が近い機関車として、アヴェリング・アンド・ポーター社製のトラクション・エンジン型蒸気機関車8800号『サー・ヴィンセント』や、同社製3567号『シドナム』が挙げられる。セオはこれらを足して2で割って『コールブルックデール号』などの初期型の機関車風にデフォルメしたような風貌である。

 

  [感想と予想]

  いやー、好青年な感じの声と云い、凄く可愛らしいですね!

今は大物俳優枠のマーリンが大々的に取り上げられる一方ですが、劇中での控えめな印象を受けるものの、終盤(?)でトーマスと常に一緒にいる事からセオが最もこの長編で活躍しそうな気がします。『BMM』でいうところのパクストンポジ的な。絵本の表紙でも中央にいますし。試験車両ということで部品と部品がかみ合ってないのか歯車が外れたり、終始ガタガタと小刻みに揺れているのが何とも可愛らしい(?)。ちなみに彼ら実験用車両の仲間は皆それぞれ別々のアプローチで自閉症の子供を表現しているそうです。

それにしても、ボイラー上部のピストンと歯車がしっかり詳細に動かされているので、いかにして彼が動いているのかわかりやすくて良いですね。ギアードロコはいいぞ。

モデル機に関しては探し方が悪いのか実車が古すぎて本当に資料が少ないのか、依然として不明なままです。エドワードやフィリップのように特定の機関車をデフォルメしている可能性も考えられるし、実験車両というコンセプトに合わせて現実には存在しないありそうでないような全くオリジナルのデザインにしているのではないかとも考えられますね。

 

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●レキシー (Lexi) 声:ルーシー=モンゴメリー

  車体後部に煙突とボイラー、炭水車のタンクが垂直に立っているなど奇妙な形をしたキャブ・フォワード型テンダー式蒸気機関車。陽気な性格の女性。自分が役に立たないことを自覚している。常に自分がどんなふうに見えるかを試そうと、しばしば異なる発声をしてどれが自分に最も合うかを考えている。実験場でトーマスと出会った後、ジェームスを救出する為楽しそうに製鋼所へ向かう。

炭水車の二つ並んでいるタンクにはそれぞれ燃料となる重油と水が入っている。ボイラー上部のバーナーチューブもチャームポイントの一つ。

 

  [モデルになった機関車]

 米国ノース・パシフィック・コースト鉄道(NPC)21号機『トーマス・ステッソン』。設計者は当時NPCの熟練工であったウィリアム(ビル)=トーマス。

1987年に解体された同鉄道の5号機『ボデガ』の部品を利用して、1901年にNPCサウサリート・ショップで製造。

ところが安全上の懸念から1905年に解体。理由はボイラー内部の水管がオイルバーナーと近すぎて破損、動輪の重量不足で空転、万が一事故が起きた際に乗組員が避難する場所が確保されていないなどの事柄が原因。

その奇抜な見た目で乗組員から『ザ・フリーク』という愛称が付けられた。

なお、本来はナローゲージの車両である。

 

  [感想と予想]

  ザ・フリークが動いてるー! なんて、鉄ヲタでもないのに少し興奮しました(笑)

全体的に錆びていることから、アメリカの廃品置き場からわざわざ引っ張り出してそのまま組み立てたかのような印象を受けました。(車体番号が無いので本人かどうかは怪しいが)。予告編を見るに、実験車両たちのお姐さん的存在でマリオンのように友好的で明るく陽気な機関車であることが分かりましたね。セオを後押ししてあげてるシーンが何気に好きです。欠陥だらけで何の役にも立たない機関車ですが一体どんな活躍を見せてくれるのでしょうか。全然思いつきません。

 

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●フランキー (Frankie) 声:ソフィー=コフーン

  本土のとある製鋼所で働く電気式ディーゼル機関車。支配的で素直じゃない不誠実な女性。製鋼所を訪れたトーマスとジェームスを強制的に働かせるため執着に追い回す。ずる賢くよこしまな性格のように見受けられるが…

車体番号は「4002」。

 

  [モデルになった機関車]

 ハズウェル・クラーク社製4002号ディーゼル機関車『アランデル・カッスル』。愛称は『ビリー」。1958年に製造され、同型の4001号『アニック・カッスル』と共にマンチェスター船舶運河鉄道(MSC)で入換え作業や少量の旅客列車牽引を担当。2009年にMSCが閉鎖した後、2010年にイースト・ランカシャー鉄道の工場でオーバーホールを受け、現在も同鉄道で動態保存されている。名前の由来はそれぞれイングランドにあるアニック城とアランデル城。

なお、4001号は、4002号のオーバーホールのために必要な自分の部品を分け与えた事で、鉄道から遠く離れたハスリンデンのとある駐車場の脇で錆びた状態で静態保存されている。

余談だが、4002号はイングランドで行われたイベント"Day Out with Thomas"でトーマス(に見立てて塗装された機関車)と共演している。

 

  [感想と予想]

  遂に来た女性キャラのアンタゴニスト(敵対者)。予告映像では地味な風貌ながら、ハリケーンと一緒に貨車を押して行く手を阻んだり、笑顔のまま執拗にジェームスを追いかけまわすという何ともインパクトの高い役回り。最初は実験車両を束ねる姐御肌キャラかと思っていたけどそんなことなかった…。

でも、表情から察するに悪い性格ではないようで、本人はトーマスとジェームスに製鋼所で働いてほしくて進路を塞いだり閉じ込めようとしている模様です。人手不足で困っているのでしょうか? もしそうだとしたら、一緒に働いてほしい機関車を意図的に転炉に落とそうなどという考えはよほどサイ●パスでない限りは浮かばないと思うので、予告編の最後のシーンは貨車の脱線による誤動作であると私は推測します。

 

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●ハリケーン (Hurricane) 声:ジム=ハウィック

  フランキーと同じく本土のとある製鋼所で働く大型ウェルタンク蒸気機関車。恐そうな見た目とは裏腹に親切な性格だが、製鋼所を訪れたトーマスとジェームスを働かせようと行く手を阻む。製鋼所の力自慢で加速力も高く、しばしばブリドリントンの操車場へ鋼を配達しに行っている。

車体番号は「20」。動輪が10個もあるのが特徴。

 

  [モデルになった機関車]

 グレート・イースタン鉄道(GER)20号 クラス「A55」。電気鉄道に対抗すべくジェームズ=ホールデンが政治目的で設計し、1902年にストラッドフォード工場で試験的に製造。GERの路面電車の牽引力と速度に匹敵する蒸気機関車を造ることが目的。国鉄道初の車輪配置0-10-0の蒸気機関車であり、『デカポッド』という愛称が付けられた。

車体の大きさはそれまでの英国の車両に無いほど巨体で牽引力に優れていた。だが車輪にかけられた重量は非常に重く、クラス「A55」が渡れるよう橋を強化する必要があった。結果として強化を果たしたものの実験では何の成果も得られなかった。

1906年にベルペヤ火室の車輪配置0-8-0貨物用テンダー式蒸気機関車 クラス「A55R」に改造される。暫くは石炭の貨車の牽引を担っていたが、同鉄道のクラス「G58」の性能を上回ることが出来ず1913年に解体された。

 

  [感想と予想]

 機関車の「顔」は見かけによらないだろう、なんて思っていた時期が私にもありました。 淡い期待はへし折れたし。安定の敵対者ポジでしたね。終始悪そうな顔をしている彼ですが、一体どんな気持ちでジェームスを追いかけまわしていたのでしょうか…。ノリが良いので上述のフランキーと同じ考えなのではないかと私は思っていますが…。

敵対者が2台もいるとなると胸が熱くなりますね。終盤の舞台が高炉や転炉のある製鋼所ということでブラックな展開をひそかに期待しています。

ところで彼もまた実験的に造られた機関車なのですが、彼もセオ達の居る操車場出身なんですかね。同じ試験車両であるセオ達に関してどう思っているのかちょびっと気になるところ。

 

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●ベレスフォード (Beresford) 声:コリン=マクファーレン

 運河で働く青いボディのガントリークレーン。普段は機関車と立ち話することが無い為、友達がおらず新しいことを知りたがっている。やり方は強引で友達作りは下手。

 

  [モデルになったクレーン]

 ストザード・アンド・ピット社製移動式電動クレーン。1951年にイングランドのバースで製造。現在は現代風に手直しが施され、ブリストル産業博物館のプリンスズ・ワーフに4台、オークランドのプリンスズ・ワーフに1台静態保存されている。

 

  [感想と予想]

  今回の予告編で初めて姿を現したもう一台の新キャラクターですね。トーマスを宙ぶらりんにさせたり、危うく落っことしそうになったり、自分のフックで鼻をぶつけたりコミカルな動きを見せます。不器用で感傷的になりやすいのでしょうか? 運河沿いを広範囲に移動するクレーンということで面白いキャラクターになるのではないかと思います。この調子なら彼も第21シリーズに頻繁に登場しそう。

 

 

 

【本作の舞台】

 ソドー島を除く、本作の舞台になる本土の施設などを紹介します。現時点では各施設の正式な名称は不明。詳しくお伝えしたいので情報が入り次第、ネタバレにならない程度に随時更新します。

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 今回トーマスが冒険する場所はメインランド、すなわちイギリス本土。前作も物語の後半から舞台が本土に切り替わる構成で、グレート・レイルウェイ・ショーの会場が登場しましたが、本作では全体を通してこの広い島が舞台になっているようで、製鋼所をはじめとする様々な施設が登場します。

画面いっぱいに広がる田舎の田園風景が美しい!

 

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 本作の舞台の一つでありコンセプトでもある、本土にある製鋼所(The Steelworks)。大型タンク機関車のハリケーンディーゼル機関車のフランキーが働いています。

物語後半ではトーマスとジェームスと試験車両たちが閉じ込められてしまう…!?

 

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もう一つの舞台となるのが試験車両の実験場 (Experimental Engine Yard)。実験で造られた機関車や実験で使うパーツを用いた機関車たちの性能を確かめるために試験的に走行させる操車場。初めてこの場所を訪れたトーマスは小さな歯車式機関車のセオ、奇妙な形のレキシー、そしてマーリンと出会います。

長旅で石炭を使い果たした(?)トーマスを石炭補給所まで牽いていくセオが可愛い。

 

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 鉄道が隣接する運河 (The Ship Canal)。ガントリークレーンのべレスフォードが働いています。

トーマスがブリドリントン*の位置を訊く為まず最初に訪れる場所です。実験場の付近にあるのかな。線路に打ち上げられた船舶が少しばかり気になります。

 

*ブリドリントンとはイングランドの東部にあるヨークシャーの町です。グレート・ブリテン島を挟んでちょうどソドー島とバローの反対側に位置します。

 

 

【その他気になった点】

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ジェームスが運ぶ予定だった貨車を牽いて期待を胸に秘め楽しそうに歌いながら大きな橋を渡るトーマス。繰り返しになりますが本作は本土が舞台ということで、ソドー島には無い広大な世界観と風景を作り出すことが出来ますね。

映像はつい最近出来上がったばかりなのでしょうか、背景のレンダリングの粗さが少し目立ちます。恐らく劇場公開までにこれからドンドコ仕上げを行っていく感じでしょうね。KOTRやTOTBの1stトレーラー公開時もこんな感じでしたし、CGモデルの質もより一層上がっているので完成が非常に楽しみです。

 

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 劇中では一瞬のカットであると思われますがトレバーがきちんと果樹園に居ますね。S20では貸し出されていたのか終始マッコール農場やトーマスの支線に居ました。(とはいえ後ろにトーマスが走っているのでそうでないかもしれませんが)。

近いうちにウェルズワースの牧師館とチャールズ・ラクシー牧師も登場しそう。

 

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これは私にとって素晴らしいサプライズでした。色つき貨車を除いて、再びすべての貨車に人格が与えられたようです。S20『ブラッドフォードってきびしい』にのみ一瞬登場した顔つき有蓋車に加えタンク車、ソルトバン、スレート貨車に魂が宿って再登場。

しかし、これまで狭軌として使われてきたスレート貨車が標準軌として運用されてるってのがナンセンスですが…。まあ一応そういうのも実在はするんですけどね。

 

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 本作もミュージカル風っぽいですね。インタビュー&コメンタリー映像ではトーマスが本土へ向かうときに歌ったり、マーリンが自分の個性について歌ったり、今のところ4曲あることが判明しています。

 

その際、マーリンの車体が上下左右に大きく揺らいでいるアニメーションが確認できます。トーマスやレキシーなど機関車たちが会話しているシーンでも、まるで身振り手振りをするかのごとく車体が上下左右にコミカルに動いています。

視覚的に子供たちにも伝わりやすい表現なので私個人としては嫌いではないのですが、まるで『ボ●とはたらく●ーブーズ』や『カー●』のようで結構な違和感が。特に現実に忠実な作風であるTTTEではこういう表現はしないでほしかったなというのが率直な感想です。…そんなnitpick言っても仕方ないけどね。

 

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予告編の最後に、どこかで見覚えのあるマグネットで吊り上げられ、転炉へ落とされるトーマス。かつてないほどショッキングな映像。一体どうなってしまうのか……!?

 

 

とまあ、本作もかなり気になる予告映像でしたね。他にもライアンやアールズデール鉄道の機関車たちが疾走していたり、ベルが客車を牽いてたり、カラーリングの変更が施されたロージーが一瞬映っていたりと触れたいところは山ほどありますが一旦ここまで。モブキャラクターの活用やアニメーション表現に若干の不安は残るところですが、シナリオ自体は非常に面白そうなので発売がとても楽しみです。冒険心を擽られる映像やアクションが大好きな私としては早く観たくてたまりません!

[5/31更新]

 US版のDVDの発売日が8月22日に決定しました。なお、8月25日には英国や米国で劇場公開も予定されています。劇の尺は従来の10分延長でなんと70分! 本作はかなり密度が高そうですね。

[9/12更新]

 日本語吹替え版の邦題はきかんしゃトーマス とびだせ!友情の大冒険』に決定しました。公式サイトにて字幕版の予告編を視聴できます。

movie2018.thomasandfriends.jp

 

では。