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Z-KEN's Waste Dump

きかんしゃトーマスのレビューとかやってます

きかんしゃトーマス 第18シーズンレビュー 21

※この記事にはネタバレが含まれています。

 

 

 

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S18 E23 「Marion and the Dinosaurs」 (マリオンときょうりゅう)

脚本:アンドリュー・ブレナー

内容:マリオンは伯爵の領地に運ばれてきた恐竜の模型を見て震え上がる。

【高評価点】

・タイトルコール画面でバケットを恐竜の頭に見立てる演出。

・マリオンの掘削好きや、ややオーバーな性格が活かされている。「TOTB」や「SLOTLT」に纏わる小ネタもちょこっとある点。

・霧の演出を使わずにサムソンを隠す映像の使い方が上手い。

 

【低評価点】

・元も子もない発言をすると、巨大な組み立て式の模型をそのままの形で運ぶのはいかがなものか。(多くの橋や城門をくぐれたのかという疑問)。くぐるたびに一旦解体したとも考えにくい。

 

【面白かった点、小ネタ】

・マリオン、2つ目の主役回。TOTBの後日談として描かれている。

・全体的にS03「トーマスとパーシーとりゅう」のオマージュ。(脚本も同じブレナー)。

・「TOTB」の幾つかのシーンがアレンジされて使いまわされる。

・未だにタウンホールに展示されているメガロサウルスの化石。

・化石を掴んだことに自惚れてトビーに偽りの自慢話をするマリオン。

・マリオン「今度は恐竜の骨じゃないかも。宝箱か、ローマ時代の彫刻か、これは…錆びた金属の棒ね」

・伯爵の特別な荷物を心待ちにして城門をくぐるスティーブンとミリー。

・夜中に突如現れた恐竜の模型を見て悲鳴をあげるマリオン。

・寝る直前にチラリと横目で線路を見るマリオン。

・自分の汽笛で飛び起きるマリオン。

・トーマスの貨車が消えるシーンがある(CGミス)。

・マリオン「スティームショベルのお通りよ!」

・悲鳴を上げながらバックで恐竜の模型から逃げるマリオン。

・蒸気の音を恐竜の息と思い込むマリオン。

・サムソン初登場。

・恐竜の模型の大きさはシーンによってまちまち。

標準軌の線路を走るミリー(CGミス)。

・伯爵以外誰にも触れられないサムソン。

・脅えていたマリオンの機嫌を直す伯爵。

・恐竜が好きなったマリオン。

 

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 今回で初登場したサムソン。伯爵のダイナソーパーク建築を手伝いに本土からやってきた力持ちのタンク機関車。非常に傲慢な性格で自分の経験の豊富さと力の強さを誇りに思っており、頑固でプライドが高いため人一倍失敗を恐れている。機関室に屋根を持たないのが特徴。車体番号は「15」。ニールソン社製の機関車で、モデル機はファーネス鉄道のハイ・ハリントン採砂場や精錬所などで働いていた経歴がある。

アクターはロバート・ウィルフォート。 

 

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今回は新しい機関庫を建てるため側線付近の土を掘るマリオン。何の機関庫でどこにあるのかは不明。サムソンの機関庫なのかな?

 

 

【流れと感想】

 あんまり期待していなかった『Dinos & Discoveries』(以下D&D)収録の一本目。もうすぐS19が始まる(といっても18日現在4話以降更新されてないけど)のでまとめてD&D関連を投稿します。

 

 掘ることについて話すことが大好きなマリオンは自分が掘り当てたものについていつも自慢げに語っている。タウンホールに展示されているメガロサウルスの化石を嬉しそうに見つめながら、やってきたトビーに自分が化石を掘り出したと自慢げに語りだす。彼女は単に振ってきた化石をキャッチしただけなんだけどね。マリオンはどうも夢見がちで虚言癖があるようで。よっぽどバケットに化石が入ったことが嬉しかったんでしょうね。となると今まで掘り当ててきたというローマ時代のコインやらマンモスの化石やらも怪しく思えてくるなぁ(公式サイトでは実際に掘り当てたと説明されています)。

側線で機関庫を建てるため土を掘っているマリオンは、その夜ある物音を耳にし目を覚ます。蒸気機関車の走る音がする。でも線路を見ても機関車の姿は全く見えない。そこで彼女が見たものは…

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なんと彼女の隣を行進するブラキオサウルス(?)やメガロサウルスなどの巨大な恐竜の姿が。大迫力! もちろんマリオンは恐怖で悲鳴をあげて怯える。魔法は信じるけど生身の恐竜は否定するのねw

次の日の朝、マリオンは上記のおかげで寝不足になってしまった。自分の汽笛で目を覚ますほどに。トーマスに夕べ見たものを説明しても笑い飛ばされて信じてはもらえない。これなんていう「トーマスとパーシーとりゅう」?(笑) (※「トーマスとパーシーとりゅう」はTVシリーズではブリットとデビッドの脚本ですが、元はマガジンで出版された作品を彼らが映像化したもの。マガジン版の執筆を手掛けたのは今回のお話の脚本家であるアンドリュー・ブレナー本人*1

暫くして、別の機関車が走ってくる音がした。ところが向こうからやってくるものは昨夜目撃した恐竜ではないか。驚いたマリオンは悲鳴を上げながらバックでとにかく逃げる。よほど恐怖だったんだろうな。もし生きた恐竜がいたら大発見だしマリオンなら飛びつきそうなもんだけど自分より巨大で凶暴な恐竜はやはり恐怖なのか。ゾウやモンスターを恐れるクランキーと同じか。そして興味を示す重点は"掘り当てたもの"なのか。

 後ろ向きで逃げているうちにいつの間にかウルフステッド城に着いてしまったマリオン。本土からの荷物(例によって伯爵のサプライズ)を心待ちにして飛び出したスティーブンとミリーも、マリオンの言う恐竜たちに脅え、一目散に城の中へ逃げ込み跳ね橋を上げる。この流れが最高に面白かった。

この後もマリオンの城内に逃げ込んでの第一声が「城を見るのは初めて」と緊張感のない発言をしたり3台の反応が面白いんですが、伯爵の喜ぶ声を聴いて最終的に城の外へ。

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キャッスル駅にいたのは本土から来た新しい機関車と恐竜たち。そう、マリオンの見た恐竜はすべて伯爵が注文した模型だったのだ。まったく人騒がせな伯爵だぜ。

今回伯爵以外のキャラクターからは一切触れられることのないサムソンですが、えらく方向音痴なようで迷子になって到着が遅れたとのこと。(ここら辺は後の「Samson at Your Servise」で明かされます。「今までソドー島に来るのは初めてだった」という来るのが当たり前のような発言から近場で働いてることも伺えます。(モデル機はソドー島の隣のファーネス鉄道で働いていたらしい)。

この恐竜の模型たちは伯爵が新たに建設予定の"ダイナソーパーク"に展示するためのものらしい。少し前にメガロサウルスの化石が発掘されたことから、彼は恐竜という生き物の素晴らしさを人々に興味を持たせるため作ることにしたとのこと。このノランビー伯爵は歴史や蒸気機関車だけでなく恐竜マニアでもあるので自己満足としてという理由もありそう。

伯爵に化石発掘の協力を求められてすっかり元気を取り戻したマリオンは興奮しながら再び仕事へ戻るのであった。

 

トーマスが自分の支線以外で働いていたりマリオンはどこで働いていたのかとか突っ込みどころは山ほどあると思うんですが、一番残念だった点は組み立て式の巨大な模型をそのまま運んだことですかね。あんなにも巨大な荷物を、トンネルや橋の多いこの島でどうやって運んだのか。決して巨大な恐竜の模型イコール現実味がないなんて一切思っていませんが、荷物の運び方としては"龍"の方が若干現実味があったような気がします。若干ね。それらを除けば、『TOTB』の後日談としてもかなり最適だし、マリオンにぴったりのなかなかいい回だったなという感想です。

後に数回登場したけどS03の物語では一発屋に終わった、悪く言ってしまえば意味のない"龍"と違って、この話に続きがあり今回運ばれてきた恐竜の模型に少しでも意味があるという点もポイントは高いだろう。ダイナソーパークそのものに需要があるかないかは別として。

マリオンが工事していた場所については、クロンクとキルデインの間か、ピール・ゴッドレッド線のどこかと予想し僕自身で勝手に納得しています。

 

 

総合評価:6/10 

*1:しかしクレジットでは一切触れられることはなかった)。