今年の4月に、SiFのつぶやきから、第25シリーズ以降のスクリプト委託と放送権の契約が行われておらず、一時的に制作が中断していることをお伝えしました。
そんな『きかんしゃトーマス』基い『Thomas & Friends』の現状ですが、世界最大のライセンシング専門誌「Total Licensing」9月28日発行の2020年秋号にて、来年度におけるトーマスに関するマテル社からの情報が掲載されていました。(リンク)(※92ページ目)
【記事の内容について】
記事では、75周年を迎えて第24シリーズとそれに纏わる中編が既に世界中で放送されている事の後に、"2021年はトーマスにとって大きな年となり、新しい外観とストーリー構成を導入する予定である"と、述べられています。
詳細には、ブランドの核となるDNAと友情はそのままに、象徴的なフランチャイズを現代風にアレンジした新しいストーリー構成で送る予定。各々の物語はトーマスを主軸に展開し、未就学児をターゲットとした視聴者に関連付けた、感情移入できるような葛藤を描きます。また、この新しいフォーマットにも、物語のテーマや、愉快なキャラクター、シリーズを通して取り入れられるオリジナルソングも健在とのことです。
【思った事など】
記事に書かれている事柄は以上になります。非常に漠然としているので具体的にどのような方向に傾くのかは判断できませんが、new look(新しい外観)や、現代風アレンジなどを見るに、2021年の新しい番組は第24シリーズと継続したものではなく、リブートの扱いになる可能性が十分にあると考えられます。
しかし、判断を下すには、より詳細で、より多くの情報を待つ必要があります。
第24シリーズは、世界での冒険を控えめにしつつBWBAの節目として最適なラストを『Thomas and the Royal Engine』で飾り、最初のCG期である第13シリーズから継続して島と本土に滞在していたヒロが日本に帰るなど、どこかフランチャイズにひと段落を付けようとしているような雰囲気さえ感じられました。
私自身としては、ブレナー時代のような構成に戻るとは微塵も期待していませんが、『Kenji on the Rails Again』で大々的に残した伏線のような物を提供してほしいのと、サム・バーロウによる8-16シリーズ、並びに現在YouTubeでシリーズ化しているショートアニメのようにならない事を願います。
また、結果がどうであれ、2021年も番組を制作してくれることと、現在も子供たちがトーマスを楽しんでいる事を嬉しく思っています。
ちなみに、日本では2021年春に第24シリーズの中編作品が『おいでよ!未来の発明ショー!』として劇場公開される予定となっています。この情報は、『チャオ!とんでうたってディスカバリー!!』の上映時に告知が入っていました。
詳しい情報が入り次第、またお知らせします。
では。