Z-KEN's Waste Dump

喋りたがりの きかんしゃトーマスオタクによる雑記

第25シリーズの制作は見合わせ?

 現在、S25以降の制作が一時期的に行われていない可能性が浮上しています。

 そういえば昨年の年末から英米の声優による収録情報を観ていないですね。特にCGシリーズは、大まかな流れとして脚本と台本→収録→CGアニメーションと続いて、1シリーズにつき約2年の期間で制作が行われ、それから順次放送されます。つまり昨年の年末か今年の始めに第25シリーズの声の収録が始まっていてもおかしくないのです*1

 

 さて、本題に入りましょう。

大手ファンサイトSiF*2のオーナーによれば、現在、第25シリーズのスクリプト委託と放送権の契約を完了できていないようで、一時的に制作が停止している可能性が高い事を指摘しています。

また、上述の作業が完了していないことの影響か、CGアニメーション会社の移行先も未だ情報が出ていません。即ち、2021年内に第25シリーズが英国で放送される可能性は低いと思われます。

 

 2002年の第6シリーズから2020年の第24シリーズにかけて実に18年間ノンストップで毎年1シリーズずつ放送されてきましたが、特に後半は徐々に不安定になりつつありました。70周年を盛大に祝う為1年のうちに2種類の長編を制作して時間が押されたり、2016年には第二のCGアニメーションスタジオが破産申請を出し、2017年に放送された第21シリーズは制作時に次のコンセプトの計画を進めるために8つのエピソードがお蔵入りになり、予算の時間の都合かCGアニメーションレンダリング完成度が低下し、2018年に公開した80分枠の長編『Big World! Big Adventures!』を皮切りに長編作品の制作が一旦終了しました。

 これらの事を考えると、私は一旦チームに休憩を取る必要があると思いました。確かに、ここまで毎年長編と短編共に生産されましたが、2013年から徐々に制作に力を入れていっているのも事実で、時間に追われる環境を想像するのは難しくありません。

寧ろその状況下でよく頑張ったと思う。

それに、模型初期のシリーズに至っては毎回2~5年のブランクが空いているので大して珍しい事でもありません。

 

 また、SiFは今回の一件とコロナウイルスの騒動は別件であるとも指摘されています。「もし現在進行形で生産が進められていたら、感染症による混乱で遅れている事でしょう」とも。

 DVDや玩具の売り上げなどすべての資産は将来のコンテンツが制作する為にあります。例え放送が中断されたとしても、恐らく番組の制作は虎視眈々と続けているでしょうし、何年も何十年も玩具の販売やYouTubeなど小さなコンテンツは続くはずです。

昨年末の記事に書いた通りジャム・フィルドもアニメーション制作の引継ぎがある事を示唆しているので、将来的にどうなるかはまだわかりませんが、契約が結ばれれば全体の生産が再開されると考えられます。

確かな事は、現在なにも制作が行われておらず、2021年は英国で新作がリリースされる可能性が低いことだけです

 

 私の意見では、まだまだ世界の仲間たちと送る日常的な物語が観たいですし、今後も真新しい展開に期待しているので、もし番組を続けるならば、脚本の質や、CGのレンダリングと各国の舞台セット等を時間かけて作り上げてほしいです。他のアニメに舐められないように。

近頃はコロナウイルスの蔓延で色々な物事が滞っていますし、少なくとも来年から1~2年以上はブランクが空くとは思いますが、私は待ち続けるつもりです。その間に公式YouTubeで小さな活動をしてくれたら嬉しいな…。

 あと、こういう時、必ずと言っていいほどWikipediaと、えほんwiki*で身も蓋もないデマが確実に飛び交うので情報収集の際には十分に注意してください。

まあ私はこの2つから情報を得ることは確実にありませんが。(文章パクられるぐらいだし)。

 

 さて、いよいよ5月から第24シリーズが米Netflixで配信されます。5月2日には英国のチャンネル5で75周年の節目を祝う中編『Thomas and the Royal Engine』が放送され、同月4日にはそのDVDも発売されます。とりあえずは第24シリーズで75周年を盛大にお祝いしましょう!

では。

*1:唯一、レベッカ役のレイチェル・ミラーが今年に何らかの収録を行った記載がプロフィールにありましたが。

*2:サイトスタッフの一部は制作陣との携わりがあります。