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喋りたがりの きかんしゃトーマスオタクによる雑記

Thomas & Friends: All Engines Go 第4シリーズ第6話レビュー

※この記事にはネタバレが含まれています。

また、記事の内容は個人的な意見であり、他者の代表ではありません。

 

 

 

AEG S4 E06 『The Stinking Delivery』

脚本: ベッキー・ウォンバーグ、サラ・アイゼンバーグ

監督: キャンべル・ブライアー

内容: 堆肥の貨車を運ぶのが嫌な機関車たちは隠れ鬼ごっこをし始める。

 

【このエピソードについて】

 くさい匂いのエピソードといえばウィフが思いつきますが、どうもあらすじからはウィフよりテレンスが出てきそうな気がしています。思えば毎シリーズ必ず1回は臭い配達の回がありますね。では、観ていきましょう。

 

©︎Mattel

 先に言っておくと、ウィフは出てきませんでした。リサイクル工場とニワトリのへネロぺは出ましたが。研究に没頭していたんでしょうかね。

 それはさておき、物語は番組表のプロットそのまんまでした。テレンスとゴードンが用意した堆肥の貨車を運ぶのが嫌で、みんな我先にと後退りしてディーゼルに任せますこのカナは本当に前期『For Love or Muddy』と同じカナなのか疑わしいですね。

 そこからは、責務を押し付け合うかのように、堆肥の貨車を使った"Hide & Stink game"(いわば隠れ鬼ごっこと同じルール)を5台のちびっこ機関車たちが繰り広げます。トーマスとディーゼルのライバルがだんだんエスカレートして事故を起こすまで(大体7:45くらいまで)これが続きますので、この記事では特に書くことがありませんね。

 

©︎Mattel

 とはいえ、隠れ鬼ごっこの場面は面白かったです。やりたくない責任ある仕事を、お使いに例えれば、やっていることは実に子どもらしいものです。それぞれがいろんな場所で、いろんなイタズラをして"タッチ"する様は、まるでディズニーのミッキーマウスの短編映画シリーズのようにコミカルで、笑っていたらあっという間でした。

特に、ルックアウトマウンテンの頂上で監視するトーマスの後ろから、ハロルドに協力してもらって、流れるように現れるパーシーがこの鬼ごっこの中でお気に入りの場面でした。

 

©︎Mattel

 気に入っていることはまだあります。1つは、物語のメッセージをキャラクターを通した台詞で直接伝えず見せて伝えていることです。それでもオリジナルにしろAEGにしろ腐るほど見てきたような平凡な道徳ではありますが、AEGでは説明しなければわからない道徳を除き、こういった手法がほとんど行われないため貴重です。たまに視聴者の子どもを舐めてるのかと思うくらいでしたから。

 もう1つは、とても些細なことですが、タイトルコールです。サムネを見ての通り他の回と区別がつかないほどの青空ですが、トーマスが読み上げる時嫌そうにしているのが面白かったです。

 そうそう、AEGのジェームスがオリジナルシリーズと同じようにボディの汚れを気にするとは思いもしませんでしたね。でも、3DCG後期みたいにちょっとした汚れやかすり傷を気にするのとは違って、堆肥にまみれるので共感できます。

 

©︎Mattel

 それからテレンスの台詞です。彼が堆肥や湿った泥の匂いが好きなことは前期『For Love or Muddy』で何度も聞かされて既に知っていることなのでこのエピソードで何回も繰り返す必要はないと思っています。でも、単なる好みの話ではなく、もっと深い意味があるような気がしました。

 なぜならば、オチでも同じようなことを話すからです。この回のテレンスは堆肥の匂いを「It's comforiting, like a warm smelly hug. (励みになる。温かいハグみたいに)」と形容します。ラクターがhugという言葉を使ったり"smells like a warm hug"ではないのかと色々ツッコミたいところはありますが…前者に至っては機関車たちもなぜか無縁な食べ物で例えてますし…。

 オチでは、汚れ仕事の後に自分たちのボディが臭いことに気づいて洗車に向かうちびっこ機関車たちにI think you smell great, like a warm smelly hug.」と呟きます。

表面的には妙に気持ち悪い台詞ですが、先述したようにこの物語では台詞でメッセージを伝えていません。ですので、もし、物語の最後のメッセージとして「汚れ仕事をきちんと行なった後の洗車は格別だ」と伝えようとしているのならば、テレンスの台詞はそれを暗示しているという見方もでき、個人的にはおしゃれな演出に思えました。

 

 

【チェックポイント】

©︎Mattel

 そこのクレーンが使われたの初めて見たかも。

 

©︎Mattel

 ヘンリーがカメオ出演するときは『The Christmas Letter Express』以上アップで映ることはないと思っていたのですが、まさか画面の半分以上を覆い尽くすほど映るとは思いもしませんでした。喋ってほしいと思いつつも、現状維持でもいいような…。

 

©︎Mattel

 堆肥の臭さで表情が崩れるクランキーとバルストロードは必見です。

 

 

全体的な面白さ:☆☆

遊び心:☆☆☆

キャラクター:☆☆

BGMの良さ:☆☆

アニメーション:☆☆☆

独創性:☆

道徳:☆☆☆

 

【最終的な感想】

 10分通して中身のある物語が好きな人にとっては退屈な時間かもしれませんが、ちょっとしたコメディやアクションが好きな人にはオススメできる作品です。テレンスの形容の仕方はどうにかならなかったのかなと思いますが、独創性に欠けるとはいえ良い道徳を暗示しているような描写が良かったので評価したいです。

 

総合評価: 6/10

 

 

【AEG第4シリーズ総合評価】

1 Sheep Stampede 7/10

2 The Berry Best 6/10

3 Creepy Crawly Courage 8/10

4 Windmill Woes 5/10

5 Quacking Quandary 7/10

6 The Stinking Delivery 6/10

 

 

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