※この記事にはネタバレが含まれています。
また、記事の内容は個人的な意見であり、他者の代表ではありません。
S24 E18 『Nia's Bright Idea』『ニアのキラキラさくせん』
脚本: カミーユ・ユーカン&ローズ・ジョンソン
内容: ニアは灯台で得た知識で嵐の中のハロルドを導く。
テーマ: うまくいかない時素早く考える
【高評価点】
・ニアがソドー島で新しい知識を身につける別の機会で、それを活用したこと。
【低評価点】
無し
【このエピソードについて】
クリスマスエピソードが復活しました。前期に特別なかっただけですがなんだか久しぶりに感じるのは私だけでしょうか。あと、多忙の中で実際にクリスマスにこのエピソードをレビューすることができたのは単なる偶然です。
既にどんな難問も解決できる知識と頭の回転の速さを持つニアですが、ソドー島でさらに経験値を増やしたり仲間を作ったりして欲しいと望んでいたので、同シリーズの中でニアに役割のある回がもう一話観れることに感謝しています。
今回鍵になるのは灯台です。実際ケニアにも灯台はあるはずですがポイントはおさらいにもあるように聞いて学ぶことで、一つ一つのことに興味を持ち、そこで得た知識を活かすことに繋がるのを的確に描いているところです。
灯台と言えば最もそれに関係性のあるスキフに用途の説明で再び会えて嬉しいです。ジョー船長元気かな。灯台の下にある雪だるま可愛いな。そして何よりウルフステッド城に設置された車輪型の観覧車に役割があったのも良かったと思います。
あまり言うことがありませんが、ニアの勘が先走りしすぎてサプライズ好きのノランビー伯爵が一瞬だけ言葉を詰まらせるなどのちょっとした相互作用の瞬間は面白かったし、彼女が正式に動物園に関連する仕事を任された事や、ドキドキしたり心が和む瞬間が用意されていて、かなり楽しみました。
お浚いのコーナーで紹介されたS20『スキフとあらしのよる』のようにキャラクター同士の葛藤が無いことに不満を持つ人々の気持ちもわかります。そうですね、私としてはニアが当たり前のようにスキフと知り合っていたのが少し気になりました。もっといろんな仲間と出逢って驚いたりして欲しいなと思います。同期のレベッカと比べると成長の幅が狭いので。葛藤に関しては『Nia and the Unfriendly Elephant』でそれが見られたので、これ自体に満足しています。ただし今回が書きたいことが思いつかないほどシンプルだった事は認めますけどね。
トップハム・ハット卿が本土に行っている間、ミスター・パーシバルがノース・ウェスタン鉄道も管理していたのが印象的です。『BWBA』もそうでしたけど、もしかしてマルチタスクに対応できるくらいには管理が上手いのかな。
【チェックポイント】
クロヴァンズ・ゲート駅かと思ったら本土の駅でした。レイアウトに差異がないので一工夫しないとわからないですね。
眠すぎて全く雪に興味がなさそうなジェームスの「ワァオ」に笑いました。
他の仲間が特別な仕事を任されてる中で雪かきを任せられたトーマスの同じくローテンションな「Peep, peep…」も好きです。
全体的な面白さ:☆☆☆
鉄道らしさ:☆☆
キャラ活用:☆☆☆
BGMの良さ:BEAUTIFUL
アニメーション:☆☆
道徳教育面:☆☆
【最終的な感想】
特別凄いと思ったことはありませんでしたが、ユーモアがありクリスマスにぴったりな心温まるエピソードだったと思います。救助活動ではなく、行動にしろ感情にしろ忙しなくハロルドが動いているところも久しぶりに見たような気がします。音楽の迫力も相まって楽しかったです。ハロルドからサンタ(ファーザークリスマス)が出てくるのもなんだか懐かしいですね。
総合評価: 7/10