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喋りたがりの きかんしゃトーマスオタクによる雑記

Thomas & Friends: All Engines Go 第1シリーズ第41話レビュー

※この記事にはネタバレが含まれています。

また、記事の内容は個人的な意見であり、他者の代表ではありません。

 

 

 

AEG S1 E41 『An UnbeLEAFable Day』『たのしいあき みつけた』

監督: ショーン・ジェフリー

脚本: ギア・ゴッドフリー

内容: パーシーは、夏の終わりと季節の変わりに目に落ち込むトーマスを元気付けようとする。

 

【このエピソードについて】

 はい? 第41話は個別記事の予定がなかったではないかって? 結局全部レビューすることにしたのだからいいじゃないですか。どうせ吹替え版が放送される前かされた後かの違いです。今は注目したいものだけでなく、結論が出るエピソードを優先させようと考えています。注目の良作でも、事前にネタバレしない方が良さそうなエピソードは後回しにしています。例えば『おもいでをおくろう』とか、『さよなら おばけたいじマシーン』とか。

 さて、今回はAEG初の季節「秋」に関するエピソードです。

 

©︎Mattel

 そうですね、これは何か特別教訓があるというよりかは、ある種の"尊さ"を感じるエピソードの一つです。第1シリーズの最後の方だからこそ光るものがあるような感じ。構成としては、これが初めて観るトーマスだとしてとっつきやすいかと言われたらそうではない印象です。それを楽しめるかどうかで評価が変わってくるんじゃないですかね。

遊び心は十分にあります。レールに沿って蒸気を使って落ち葉で遊んだり、フェスティバルの列車を牽いたり、いい塩梅でAEGあるいは乗り物アニメで機能しています。

私も子供の頃は秋に退屈なイメージがありました。暑がりさんなので暑さとおさらばできるのはホッとするものの、学校で言えば、夏休みが終わっちゃったわけだし、肌寒くなってくるのでセンチな気分になりやすいですよね。私の場合、綺麗な景色と多くの食べ物に触れて初めて秋が好きになりました。

 

©︎Mattel

 最後の方だから光ると述べた理由の一つは、トーマスに秋のフェスティバルを楽しんでもらおうと、パーシーがゴードンに耳打ちするところです。それを受け入れるゴードンも優しいし、連結器が壊れたふりをした彼に対する他の機関車達の反応もほっこりしました。

このために1シリーズ中で4回も連結器を壊しておかないとエモくならないのもどうかしてるとは思いますが(苦笑)。

 

©︎Mattel

 挿入歌はシンプルに「Fall Fun」。2020年10月リリースのアルバムに収録された「Fall is So Much Fun」を思い出しました。雑編集が癖になるやつ。曲名似てるし。

「Fall Fun」はYouTube公式チャンネルの概要欄に"A sleepy campfire song as Thomas sings about the wonder of the season."とあるように、エピソードと同じくらい穏やかで眠たくなる曲です。この季節を好きになるために理由なんていらない、そんな歌詞が好きです。

 

©︎Mattel

 アニメーションの綺麗さを否定することはできません。物語は平坦ですが、心の落ち着くような光景がうまく表現されています。

 

 

【チェックポイント】

©︎Mattel

 アニーとクララベルの乗降口そこなのね。

 

©︎Mattel

 パンプキン駅(Pumpkin Station)とは一体…? 駅舎はウェイランドの流用で、他のエピソードではサドリー駅と称されています。同一の駅ってことでOK?

 

 

全体的な面白さ:☆

遊び心:☆☆☆

キャラクター:☆☆☆

BGMの良さ:☆☆

アニメーション:☆☆

独創性:☆☆

道徳:☆☆

 

【最終的な感想】

 たまには落ち着く時間も必要です。ただ、私の中ではほとんど心と記憶に残らないほど平凡で、それでも良いエピソードの一つでした。

 

総合評価: 6/10

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