※この記事にはネタバレが含まれています。
また、記事の内容は個人的な意見であり、他者の代表ではありません。
AEG S2 E11 『Brand New Track』『あたらしいせんろ』
監督: キャンベル・ブライアー
脚本: ピーター・ガフニー
内容: 開通前夜に新しい線路を冒険するトーマスとパーシーは泥まみれで過ごした夜さえも素晴らしい体験に変わる。
【このエピソードについて】
えーっと、この2台はすでに何度も我慢について学びませんでしたか? 直近のS2第7話『ぷかぷかパーシー』は結局なんだったんですか? もし、ここで初めて学んだように見せて気球の話の道徳をほったらかしにしたのなら笑えない冗談ですね。
まあでもこの回は我慢がテーマというよりも、新しい線路を親友2台だけで通って、全てが新しく斬新な体験をしていると見せかけて、実際にはクロンクのすぐそばだったという滑稽劇です。それで冒頭で何もないと思っていたクロンクへの価値観が変わります。
でも、それだけです。時にはなんのテーマも無いただ穏やかな回があってもバチは当たらないと思います。残念なのは、それがあまり面白くはないことですね。滑稽劇といってもエンタメ性があるわけでもなく、かと言って身に染みるような中身があるわけでもなく。
2台は過度に期待する割に、このテーマを汲み取っているおかげなのか、新しい線路自体は視聴者目線でも滝を除いてあまり変わり映えしないし、風景の価値観が変わるテーマは『ステキなものがいっぱい』でもっと上手く扱われていました。トーマスとパーシーの2台が主役のお話もすでに多すぎます。
新しい支線が出来たのは渋滞が起きやすいからこそ… なのかな?
挿入歌「Stuck in the Mud at Night」は穏やかな風景で泥の中で待機しながら周りの景色について歌う静かな曲です。青い花々やホタル、多種多様な動物たち、そよ風を感じられるアニメーションと音楽が素敵ですね。テーマも歌詞も良いと思うのですが、古代と呼ばれて怒るヒツジ以外に本当に面白いことがないし特に語ることがない…。
それにしてもパーシーにこのデカくて太い眉毛似合わないですね…。作画ミスやレイヤーミスなんてこのシリーズではしょっちゅう起こることですので普段は無視しているのですが、あまりに見どころがなさすぎる上、デカ眉パーシーがしばらく続くので過去一気になってしまう点でした。ただでさえパーシーの顔不快なのに。
【チェックポイント】
これもヴィカーズタウンに展示されるんですかね。
全体的な面白さ:BORING
遊び心:☆☆
キャラクター:☆
BGMの良さ:☆☆
アニメーション:☆☆
独創性:☆☆
道徳:☆
【最終的な感想】
申し訳ありませんが、私にとっては何一つ面白くありませんでした。散歩をして見たことのない場所へ出かける趣味があるのですが、そうしている時間の方がずっと面白かったです。
まあ、これはメッセージ通りに動いた結果です。
総合評価: 3/10