※この記事にはネタバレが含まれています。
また、記事の内容は個人的な意見であり、他者の代表ではありません。

AEG S3 E21 『Percy's Duck Dilemma』
監督: キャンベル・ブライアー
脚本: ピーター・ガフニー
内容: パーシーは大好きなカモたちが渡り鳥だと気づくまで、池に留まらせようとする。
【このエピソードについて】
今年、玩具のPush AlongシリーズにAEG仕様のダックが発売されることが判明(*11月末に発売)したので、ファンが「Duck」という単語に敏感になっているのは理解できます、現状、ダックがどのような役割で出てくるかわからないので、私自身もソワソワしています。しかし、今年中旬に中国のサイトで画像が明らかになった今、すぐにこのシリーズに登場するわけではないでしょう。出たとしても第4シリーズ辺りが妥当です。
それはさておき、物語を見てみましょう。

『Duck Duck Whoosh!』と同様に、ここでダックが出てこなかったからと言って、この作品の評価を下げる気はありません。確かに機会を逃したかもしれませんが、まだAEGのダックがいかにキャラづけを施されているのかもわからない状態ですので、現時点ではなんともいえません。AEG第4シリーズ以降で実際に出てきたのを観た後なら、あるいは評価が変わることもあるかもしれません。しかし、いずれにしろ現時点での私の評価は以下のとおりです。
私が思うに、このエピソードは公開するタイミングが遅すぎました。AEG第2シリーズ前半あたりならまだ自然だったかもという話です。AEGのパーシーがカモ好きなのは番組を見続けている人にとっては周知の事実で、何年もソドー島で過ごしているのだから、カモが渡り鳥だと知らなかったのは不自然に感じます。
パーシーの代わりにソドー島にきたばかりの新キャラクターとか、日常の変化に敏感なブルーノ、あるいはここからカモに興味を持ち出したカナが適当なのではないかと思います。

しかし、そのほかのキャラクターとストーリー性は良いので、実際にはあまり気になりません。パーシー自体まだ子どもの鉄道車両ですから、池を常に観察する人々と違って、これまでにカモが渡り鳥であると知る余裕すらなかったのでしょうね。
キャラクターといえば、ウィフとパーシーの関係性が『きょうのぼくはトーマス』から続いているのが好きです。ウィフも知的好奇心旺盛なキャラクターですし、関連づけていることを気に入っています。カモがいつか必ず戻ってくることをトーマスに置き換えて話しているのも良いですね。

終盤で流れる挿入歌「Quackity Quack」は、冬が来る前にカモを渡らせなければいけないことに気づいたパーシーが、カモの鳴き声の真似をしながら、どうにかカモたちを飛び立たせようとする特徴的な曲です。
歌い終わってもカモが飛び立たないので結果的には意味のないシーンに見えますが、パーシーの焦りと過ちを埋めたい想いがを伝えるには良い方法だと思いました。原語版の子役声優どちらとも歌声だけでなく心がこもっていてナイスです。

もう一つ気に入っているのは、劇中でサンディーが作っていた芸術品が、場面の穴埋めではなく、実際に役に立ったことです。その発想はなかった。
エンディングに関しては言わずもがな。説明いらずの素敵な物語です。言葉が少ないって? わかるだろ、あたし弱いんだよこういうのに。
【チェックポイント】

ベレスフォードは今期唯一の出番です。とても小さな役割でしたが、彼のおおらかな言動は私に癒しを与えてくれました。あれ以降出番がないんじゃないかという不安は杞憂でしたね。

なんだその貨車。
全体的な面白さ:☆☆
遊び心:☆☆
キャラクター:☆☆
BGMの良さ:☆☆
アニメーション:☆☆
独創性:☆☆
道徳:☆☆☆
【最終的な感想】
野生生物を私物化してはいけないというメッセージにも見て取れる、健全な物語でした。ウィフの役割が気に入っている以外は、私から特筆することはありません。
総合評価: 6/10
【AEG第3シリーズ総合評価】
1 What's the Buzz? 6/10
2 Bells are Ringing 5/10
3 Abraca-Diesel 5/10
4 Overcommitted 5/10
5 Sandy's Fine Mess 6/10
6 Nia's Green Surprise 8/10
7 Duck Duck Whoosh! 6/10
8 Choo Choo Check In 4/10
9 Percy's Little Problem 2/10
10 Fill-in Friend 7/10
11 Cake It Easy 2/10
12 The Can-Do Crew 7/10
13 Pizza Picnic Problem 5/10
14 Travels With Terence 3/10
15 Crab Crossing 5/10
16 Driving Winston 8/10
17 The Slowest Race in the World 3/10
18 Bruno's Blustery Day 10/10
19 Night Lights 9/10
20 For Love or Muddy -5/10
21 Percy's Duck Dilemma 6/10